2015年08月11日

[少女に何が起ったか かるた]

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(このネタは2010年10月7日に書いたものです)

主人公はピアニストを目指す天才女子音大生!そのお相手役はエリート音楽家!

そんなドラマといえば…。『のだめカンタービレ』?

いえいえ!『少女に何が起ったか』に決まってます!

近年のドラマや映画はリアリティ重視。
実写版『BECK』なんかも、役者が実際に楽器を練習。
だが『少女に何が起こったか』にはリアリティなんざ関係ねえ!
そんなモノにこだわったらつまらん作品しか出来ないからだ!

必要以上に大げさでハデな演出で、
昭和のお茶の間にセンセーションを巻き起こした大映ドラマ!
芝居はとことんまでに濃く、セリフはとことんまでにクサイ。

数々の名作を産んだ大映テレビであるが、
今回はキョンキョン主演の『少女に何が起ったか』をかるた化!

珍セリフ…、いや名セリフのオンパレードドラマ。
異常なほどのエネルギーが作品から溢れ出ていて、
しかもすべてのキャラクターが浮世離れした人間ばかり。
見ていてズッコケてしまう事、間違いなし!
でも爆笑させつつも、しっかり泣かせるのが大映の特徴でもある。

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1985年、TBS系列で全12話にわたって放送されたこの作品。当時人気絶頂のアイドル、
小泉今日子の初主演ドラマとして平均視聴率20%超えの人気作となった。

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キョンキョンの役どころは「ひたすらイジメられながらも耐える!
そして栄光を掴む!」というシンデレラなキャラクター。

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物語の流れは以下の通り。

名門音楽大学の学長、東雪雄(松村達雄)には、
超一流天才ピアニストの雪彦(風間杜夫)という息子がいた。

だが雪彦は親の言いつけを破り、お手伝いさんの史子(市毛良枝)と恋仲となってしまう。
勘当されて北海道の漁村へと移住する雪彦。子供をもうけた二人だったが、
過労と心労がたたった雪彦は、子の顔を見る前に病死してしまう。

そうして産まれた野川雪(小泉今日子)は、北海道で元気に育ちつつも、
父親の夢を引き継ぐべくピアノを独学で練習していた。

やがて母親も病死。東京の東音楽大学学長こそ雪の祖父であり、
「正式に孫と認めてもらうよう、屋敷に行きなさい」
という遺言を受け、北海道を後にする雪であった…。

その際「困った事があったらこの人に言いなさい」と、
母親の想いを受けた謎の男(宇津井健)が登場。

東京の東家に行った雪は、家族から「財産を狙うニセモノ」として相手にされないが、
理解ある学長によって「雪彦の娘という事が証明されるまで、
家政婦として働く事」を条件に、東家に住む事になるのである。

雪には陰湿なイジメ、嫌がらせが待っていた。

学長の長女・貴恵(岸田今日子)、婿養子の久之(長門裕之)、次女の節子(辺見マリ)。
岸田&長門の娘・美津子(賀来千香子)は、
「雪をこの屋敷から追い出す!」ことに執念を燃やす。
唯一の味方は美津子の兄・信之(柳沢慎吾)だけである。

しかも悪徳刑事(石立鉄男)が、雪がニセモノである事を暴くために乗り出してきて、
毎晩深夜12時に現れては「オイ!薄汚えシンデレラ!」と罵る。

名門・東音楽大学に「特待生」として入学した雪は、
何かと支えになってくれる天才教授の大津光三(辰巳琢郎)や、
同じ特待生の仲間たちの力添えで一流ピアニストヘの道を歩み始めるのだ…。

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まあ一応ストーリーを書いてみましたけど、
細かいストーリーなんてどうでも良くなっちゃうほどに強烈なセリフの数々、濃い芝居の連発!

ではでは、その世界にレッツゴー!!

※セリフの後のカッコ内はそのセリフを発した(役者/劇中の役名)です。

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<あ>「RHマイナスAB型」 4話

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キョンキョン演ずる雪には、常に出生の秘密がつきまとう。
本当に東雪彦の娘なのかどうか?本当に音大学長の孫なのかどうか?
そして明らかになる雪の血液型。

「この子の血液型は二千人に一人と言われる「RHマイナスAB型」です!」(医者) 

よりによって超レアな血液型!雪がホンモノの娘かどうかを証明するために、
父・雪彦の血液型が書かれたカルテを探し求める東家の面々!

っつーか東家の面々は家族のくせに、
息子とか兄とかの血液型くらいわからんのかよ!!

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<い>「一寸先は闇って言うからなあ!」(石立鉄男/刑事)7話

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このドラマのド定番シーン!

東家の面々と手を組んだ悪徳刑事の石立鉄男。
毎晩12時にやってきてキョンキョンを屋敷から追い出そうと様々な脅しをかけるのだ。
毎週、顔面パワーを爆発させて迫り来る!ガチで辛そうな表情のキョンキョン!

大映ドラマ、…いや、昭和ドラマ全般における「殿堂入り級名セリフ」とも言える、
「オイ!薄ぎたねえシンデレラ!」が毎週大爆発!
未だに石立鉄男モノマネの際の定番ワードでもある。

思いっきり不法侵入し「オイ、薄ぎたねえシンデレラ!
でっけえサロンででっけえピアノを弾いて、やけにゴキゲン!
ずいぶん幸せそうじゃねえか!ウワハハハ!人間の幸せなんて、そう長くは続かねえ!
一寸先は闇って言うからなあ!
今、お前は極楽の中で嬉しがってるが、明日は地獄に落ちるかもしれねえんだ!
針の山、血の池の中でヒイヒイ泣いてるかもしれねえんだよ!」

…なんつーセリフだ!最高!

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<う>「薄ぎたねえシンデレラは魔法が解けて、
カボチャやネズミと一緒に逃げ出す時間だ!」(石立鉄男/刑事)2話

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お屋敷の時計が12時になり鐘が鳴ると、鉄男が現れる。
ピアノの下に隠れてて、いきなり「おい!」と登場する事もある。

共演者の方々、笑いこらえるの大変だったろう…。

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<え>「エレガント!お上品!」(特待生たち)12話

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キョンキョンの仲間たちは、特待生の「野良猫軍団」!
裕福なエリートしか通えない東音楽大学であるが、
大津先生(辰巳琢郎)の尽力により、学費無しで入学できる特待生制度が実現。

育ちも素行も悪いが才能豊かな野良猫軍団と、
エリートのお嬢様軍団の対立もまた見所のひとつ。

醜い対立を繰り返してきた両者も、最終回でついに和解!
お嬢様軍団の高木美保曰く、
「私たち、あなたがた野良猫の強さを見習うことにしたの!」
そして「野良猫ガッツでがんばろう~」を連呼。

それを受けた野良猫軍団は「アタイたちのお株ばかり取られたんじゃたまんないよ!」
「そうよ!私たちもエレガントになりましょ!お上品になりましょ!」と言った後に全員で、
「エレガント!お上品!」のシュプレヒコール!!(数えたら21回も連呼してた)

このしつこくクドい、ワケのわからん演出!!記憶に残る迷シーンの一つである。
(『スチュワーデス物語』でもお馴染みの演出)

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<お>「男を誘惑するなんて、私だって経験がないのよ!」(辺見マリ/東節子)8話

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東雪雄学長の次女、節子。強烈なイビリを見せつける!演ずるは辺見マリ。
雪彦(風間杜夫)の妹なので、本来ならば雪の叔母にあたるのだが、
ひたすらにこき使ってイジメまくる。

ある日、雪は自らのピアノの練習不足を嘆き、恩師・辰巳琢郎の家に行って夜通し特訓!
だがそれを知った長門裕之らは「不純である!」と糾弾!

マリ曰く「未成年の18歳のくせに平気で男のマンションに押し掛けるなんて!
アンタ、どんな風に大津先生をベッドに誘い込んだの!」
「男を誘惑するなんて、私だって経験がないのよ!」…って、ウソつけ!!

※ちなみに辺見マリのヒット曲は『経験』である。

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<か>「母さんが死んだら…、お前はすぐに父さんの実家、
東音楽大学学長さんのお屋敷に行きなさい…」(市毛良枝/野川史子)1話

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第1話。母親の死からすべての物語は始まる。
強引にセリフだけで説明しちゃうのも大映の特徴。

そして母、市毛良枝の傍らには謎の男・宇津井健の姿が。
「困った時にはこの人に頼りなさい」

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キョンキョン「この人は誰?」
市毛「この人はね…、ああっ!(苦しむ)」

そのまま危篤状態に陥り、亡くなってしまう母。
ナイスタイミング過ぎる「ああっ!」という苦しみっぷり。
謎の男は一体何者なのか…。分からないまま最終回まで行っちゃいます!

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<き>「今日の体育の時間は、体操の代わりにロックを踊る!」(辰巳琢郎/大津光三)9話

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天才ピアニスト教師を演ずるは辰巳琢郎!女子生徒からの羨望の的!
そんな辰巳琢郎が唐突に「ロックを踊る!」と宣言!独特過ぎる大映セリフが炸裂。

キョンキョンと仲間の特待生たちは野良猫ガッツでロックを激しく踊るが、
ライバル賀来千香子&お嬢様軍団は及び腰。

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それでも大津先生の「さあ、踊りまくれ!」の言葉に、踊り狂う女子生徒達…。
『スチュワーデス物語』の、杜夫&訓練生の強烈ダンスとの姉妹シーンと言えよう!

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<く>「クサいメシをたっぷり喰わして、とことん締め上げてやる!」(石立鉄男/刑事)6話

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相変わらずキョンキョンへの攻め立てが厳しいです!
この顔面&アフロが迫って来るのだから、
そりゃあ~怖いわ!っつーか面白過ぎるわ!!

「オイ、ニセモノ!とっととドロを吐いちまえ!
吐かねえと手錠をかけて、署にしょっぴくぞ!」…パワハラ&セクハラの嵐!

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<け>「元気いっぱい、トルコ行進曲が弾けるか!?」(辰巳琢郎/大津光三)2話

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東音楽大学のプリンセスこと東美津子(賀来千香子)のピアノを聴いた、
野川雪(キョンキョン)&野良猫特待生軍団はすっかりそのスゴさに意気消沈…。

自信を喪失してしまった彼女らに大津先生のゲキが飛ぶ!
「どうして弾かないんだ!お前たちが答えないならオレが言ってやる!
お前は美津子くんのピアノを聞いて自信を失ったんだ!情けない連中だ!
そんな事で怖気づいたり、自信を失うヤツはオレからピアノを習う資格は無い!
とっととこの教室から出ていけ!」

「自分よりも上手いヤツをがむしゃらに追いかけて、死にものぐるいで追いつく!
それがお前たち雑草の強さだ!野良猫の根性だ!」と喝を入れるのである!
それを聞いた野川雪らは根性を発揮!「やります!」と宣言。

「お前たち本気か!本気で言ってるのか!そうか!
じゃあ野川雪!元気いっぱいトルコ行進曲が弾けるか!」

「ハイ、弾けます!」

この展開…。まさに『スクール☆ウォーズ』の「悔しいです!」の場面!
音楽大学が舞台であろうと何だろうと大映ドラマ的なド根性が大爆発!

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<こ>「これをお前の部屋の窓の外に干すんだ!
オレが助けに行く!」(宇津井健/謎の男)5話

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第一話から登場する宇津井健。その役柄は「謎の男」!
雪のピンチに登場し、危機を救うのだ。
「もし追いつめられてどうしようもなくなったら、
これ(赤いハンカチ)をお前の部屋の窓の外に干すんだ!」

ピアノの練習をさせてもらえない雪が赤いハンカチを窓の外にぶら下げておくと、
すさまじきスピードでスーパージャイアンツ宇津井が登場。
秘密の場所を用意し、思う存分練習させてくれたりと、いつも助けてくれる。

そのうちに悪徳刑事や東家の面々から「雪の本物の父親」と疑われるようになる謎の男。
ちゃっかり血液型もRHマイナスAB型だし!(物語を余計にややこしくさせる豪快設定!)

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<さ>「魚臭えおめえに手を出すわけがねえもんなあ!」(石立鉄男/刑事)8話

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雪と大津先生が深夜にピアノ特訓。それを伝え聞いた東家の面々は、不純だと責めたてる!
「深夜に若い男女が二人でいて、何も無いワケがない!」というのがその理由!!

悪徳刑事も責めたてるが、キョンキョンの強情っぷりに白旗。
「私はピッカピカの処女!」と堂々と言い切るのだ!

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「コノヤロウ…」と絶句の刑事。

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だが返す刀で「まあ考えてみりゃあ~あの天才ピアニスト大津光三が、
北海道の漁港の娘、魚くせえお前に手を出すわけがねえもんなあ!」と、
すさまじき差別的セリフを浴びせかける!完全にバカにされております、北海道!!

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<し>「シンデレラのおとぎ話を知っているか!」(石立鉄男/刑事)1話

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センセーショナルなキャラゆえに、未だに強い記憶を残す石立刑事。
ちなみに役名はありません!単に「悪徳刑事」という名前。これまた豪快過ぎるわ!

そんな鉄男が初めて、雪の前に姿を現すシーン。
第一声が「オイ!シンデレラのおとぎ話を知っているか!」
その時点で視聴者、ズッコケます!いきなりそれかよ!

しかも『シンデレラ』の絵本まで持参!いちいち買って来たんかい!

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紙芝居のごとく…。有無を言わさずにキョンキョンに迫り来る鉄男。
爆発アフロと濃厚フェイスが画面からハミ出しそう。そして続けざまにまくしたてる!

「貧乏な小娘シンデレラは、王子様の花嫁になりたくてパーティに出たかった!
かわいそうに思った魔法使いのおばあさんは、
ネズミを馬、カボチャを馬車に化けさせてパーティに行かせてくれた!
しかしその魔法は夜中の12時になると消える!ボ~ンボ~ンと時計が鳴ると、
シンデレラはカボチャやネズミと一緒に逃げ出さなければならねえ!」

「何を言いたいんですか!?」とキョンキョン。
そりゃそうだ!キ○ガイにも程がある!!

「お前もシンデレラ!北海道の貧乏な小娘のくせに、
大学学長の孫になりたがってるニセモノだってことだ!」
これ以降、鉄男は雪を「薄汚えシンデレラ」と呼ぶようになり、
視聴者にも定着して行くのである。ナイスネーミングだね!

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<す>「好きなだけ弾いていいわ!」(辺見マリ/東節子)12話

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いつもはピアノを弾かせてくれないのに、
「サロンで思う存分練習すれば?」と笑顔を見せる節子!(だがその笑顔は超怖い…)
もちろんこんな優しさは、何らかの謀略の証拠!

「あのか細い腕で一日何時間も弾きまくって、それが三日間も続いたらどうなる!
腕の筋肉や神経を痛めて、きっと腱鞘炎を起こす!最低一週間は
ピアノが弾けなくなってしまうね!」という、久之(長門裕之)の発案だったのだ!

練習のし過ぎで腱鞘炎を起こさせ、
コンクールで美津子(賀来千香子)に勝ってもらおうという、
とってもめんどくさい作戦を考える面々である。

節子も「あのニセモノ、自分で腕を痛めて、コンクールの本選に
出られなくなってしまうってワケね!誰にも文句は言えないわ!」とノリノリ。
そしてみんなで雪の猛練習を覗き見。…怖いです!特に岸田今日子!

だがすぐに大津先生が駆け付け、雪のハードワークをやめさせる。
「まったくお前ってやつは、思いつめると何をしでかすか!
ガムシャラで、無鉄砲で、いつもハラハラさせられるよ!」

それを見た辺見マリの「まったく忌々しい!」というセリフも最高!これぞ悪役!

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<せ>「先生には、女の気持ちはわからないんですわ!」(賀来千香子/東美津子)6話

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辰巳琢郎が激モテなこの作品…。
キョンキョンの憧れと、賀来千香子の愛を一心に受ける!

賀来千香子演ずる美津子はストーキング状態で迫ったり、
恋とピアノのライバルである雪に、様々な嫌がらせをしたり…。
そのエキセントリックっぷりに大津先生は、
「君のやり方はフェアじゃない!キライだね!」とズバッと吐き捨てる。

っつーか。その若さでそのコート!大学生です、一応…。まさに成金!!
これぞ大映ドラマにおける、貧乏主人公のライバルそのもの。

大津先生に嫌われても、
「私、初めて嫉妬心を覚えました!」「大津先生を愛しています」
「どんな事をしても先生の心の中からあの子を追い出してみせます!」
と、強引にたたみかける美津子。素敵です。

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<そ>「そそっかしいリスだ!」(辰巳琢郎/大津光三)5話

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雪を指導する大津先生。指の運びの早さをこのように指摘。
「なっちゃいない!指がドンドン滑って転んでいる!
お前は素早いが、そそっかしいリスだ!
だからドンドン指使いが速くなって、リズムが正確に刻めなくなるんだ!」

このセリフもまた、実に大映的で良い!
『スチュワーデス物語』で言うところの「ドジでノロマな亀」に相当する表現である。

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<た>「ダメだ!紙の鍵盤だと指が沈まないし、
ますます滑って転んじゃう!」(小泉今日子/野川雪)5話

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お屋敷では猛烈な嫌がらせ&お手伝いさんとしてコキ使われ、
ピアノを弾かせてもらえない雪!
でもコンクールまでは時間が無い…。ってことで、「紙のピアノ」で自主トレ!!

でも我慢も限界。「紙のピアノじゃ指が沈まない!左手の練習にならない!
十六分音符がまるで叩けない!本物のピアノが弾きたい!
ピアノが弾きたい!紙のピアノじゃダメだ!」と爆発!!

もちろん独り言!!独り言なのに大声で絶叫!!
説明的なセリフと、舞台の芝居のようなモノローグ…。これも大映ドラマの真骨頂。

それにしても「紙のピアノ」で一人練習するキョンキョンは良い。

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今や「音の出る平面ピアノ」が本当に発売されちゃう時代。
当時それがあれば雪も少しは救われた事だろう…。

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<ち>「ちょっと寂しいが元気でな!薄汚えシンデレラ!
いや…、とってもかわいいシンデレラ!」(石立鉄男/刑事)12話

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最終回。ついにその正体を明かす悪徳刑事!!
鉄男の本当の目的は雪を屋敷から追い出す事ではなく、
久之(長門裕之)がピアノ科主任教授の地位を利用し、
裏口入学で裏金を稼いでる事への捜査だった。

その内偵捜査のために久之と仲良くなり、「わざと雪をいじめていた」という!
何というドンデン返し!当時、多くの視聴者がズッコけたに違いない。
なんせコロッと豹変!「いや、ずいぶん君をいじめて済まなかった…。
しかし、あれも仕事でね…」…仕事であんなハラスメント行為が出来るんかい!!

「君の頑張りには本当に感心した!この子は何があっても負けない、
素晴らしい子だって…」とフォローしても遅いっす、鉄男さん!!
訴えられてもおかしくないレベル!!!

で、最後に「もう夜中の12時には会えない!ちょっと寂しいが元気でな!
薄汚えシンデレラ!いや…とってもかわいいシンデレラ!」と、
とびっきりのさわやかな笑顔を残して去って行くのであった。

最後まで目立ちまくり。このドラマの真の主役は石立鉄男だな…。

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<つ>「付きまとう刑事!」(<つ>のセリフが無かったので、強引に作成。)

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とにかく雪に付きまとっていた鉄男!北海道に帰省する雪をストーキング。
目立ち過ぎるっつーの!!すさまじきグラサン。
アフロも大爆発だね!!あの「わかめラーメン」のCMはまさにこの頃。

雪の出生の秘密を探る刑事。隠れて長門裕之に電話。

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だから目立つっつーの!!ヤクザ柄のスーツがたまらん。赤いワイシャツが凶悪です。

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<て>「天国から見てるお父さんがいる!お母さんがいる!
そして大津先生がいて、ピアノがある!」(小泉今日子/野川雪)8話

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このドラマでは毎週毎週キョンキョンが、ラストに独り言を絶叫!
超・説明的な長セリフをひたすらに叫ぶキョンキョン。たどたどしさが素敵。

「どんな目に遭っても負けるもんか!絶対に負けない!
日本ピアノコンクールではきっと優勝して、大津先生と幸せになりたいんだもん!!」
そして画面右下に「次回おたのしみに」の文字!

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<と>「特捜部検事の、鈴木という者です!」(宇津井健/謎の男)12話

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最終回で正体を明かすのは悪徳刑事だけではない!
1話からずっと「謎の男」として出演していた宇津井健が、
豪快に帽子を投げ捨て、コートをバッと脱ぐ!

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「あんた一体!?」(長門)

「私は東京地方検察庁、特捜部検事の鈴木という者です!
我々特捜部は、あなたがピアノ科主任教授の立場を利用して、
裏口入学の斡旋をしているという情報をつかんだので、
この半年の間、ひそかに捜査を進めていたんです!」

検事さんだったのか~。もうワケわかりません!
それまでは石立鉄男と敵対関係にあるように見せて、実はコンビだったというオチ。

1話から見てると、本当にズッコけちゃうような展開…。
それまでの宇津井健と石立鉄男の行動ががすべて不可解で、
「一体、何だったんだ?」と思っちゃうのだ。
でもそんな細かい事はどうでもいい!面白けりゃいい!それが大映ドラマ!

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<な>「泣くもんか、負けるもんか!
誰が何と言おうと、誰が何をしようと、私は本物なんだ!
みんなが本物と認めるまで、戦うっきゃないんだ!」(小泉今日子/野川雪)1話

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第1話のラストのモノローグ絶叫。
このセリフだけで何となく、ドラマがどういう方向に進むかわかるね。
毎週、最後には勇気を出して「頑張るぞ!」って言うんだけど、
中盤ではいつも泣きます。母(市毛良枝)と父(風間杜夫)の写真の前で…。

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ちなみにモリオ、ず~っと写真だけの特別出演。
写真だけで「天才ピアニスト」のテイストを醸し出すモリオ。
そのたたずまいに、なぜかちょっと笑ってしまう…。

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<に>「憎いジジイ!憎いあんちくしょうだと思ってます!」(小泉今日子/野川雪)1話

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第一話。北海道から上京し、父と母を勘当した学長に会い、いきなりこのセリフ!
「お前、私を憎んでいるのか?」と雪に聞く、
『男はつらいよ』の二代目おいちゃんこと松村達雄。
「憎いあんちくしょう」って響きが、実にエクセレント!

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<ぬ>「脱ぎなさいよ!」(賀来千香子/東美津子)6話

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とにかく怖い!賀来千香子の顔が!!
ご本人はこの役を「自分に無い部分」「どうしていいか困った」
とおっしゃってたようだが、恐ろしいほどハマってます…。

お屋敷で開かれたパーティ。正式な孫である美津子はキレイなドレスで参加。
だが、まだ孫として認められていない雪は「あんたはお手伝いしてなさい!
絶対に出てきてはダメよ!」と辺見マリ達に言われる…。

そんな中、唯一の味方の信之(柳沢慎吾)が、
勝手に妹・美津子のドレスを雪に着せてパーティ会場に送り込むのである!!
っつーかそんな事したら余計に雪が嫌われちゃうでしょうが!
浅はかなシンゴちゃんであった…。

それを見た美津子が「脱ぎなさいよ!!」と、
豪快にキョンキョンを裸にしようとします。妙に興奮してしまうね…。

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<ね>「熱情…。火のように燃えればいいんですね!」(小泉今日子/野川雪)10話

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ベートーベンの「熱情」を特訓中!大津先生は熱く叫ぶ。
「盛り上げろ!もっと!もっとダイナミックに!力だ!熱情だ!」
「そうだ、雪!オレを燃やせ!」…異常な程の暑苦しさ!!ステキ!!
「オレを燃やせ!」はなかなか言えないセリフ。
絶対に大映ドラマでしかあり得ないセリフだ。

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<の>「野良猫ガッツでがんばろー!」(お嬢様軍団)12話

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対立していたエリートお嬢様軍団と特待生の野良猫軍団。
最終回。お嬢様軍団の高木美保が「あなたがた野良猫の強さを見習うことにしたの!」
「雑草のしぶとさを見習って、来年のピアノコンクールには絶対私たちが優勝するの!」と、
見事に優勝したキョンキョンを祝福。

そして「野良猫~!野良猫ガッツで頑張ろう~!」
「野良猫ガッツで頑張ろう!」としつこくシュプレヒコール!
数えたら、何と32回も繰り返してました。

それに対抗するように<え>の札で記述した、
「エレガント!お上品!」のシュプレヒコール返し!

「野良猫ガッツでがんばろー!」
「エレガント!お上品!」という絶叫がいつまでも鳴り響く中、
見つめあう雪と大津先生…。そしてそのまんまエンディング。
最終回のラストは、激烈なシュールな形で幕…。

<の>3.JPG

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<は>「張りつめたお前は、すごくチャーミングだ!」(小泉今日子/野川雪)4話

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自分の父が本当に名ピアニストの東雪彦なのか?と疑問を持つ雪。
故郷の北海道にて、その証拠を探そうとする。

ストーキングしてきた刑事に追われたり、
謎の男に「本当の事を教えて!父の血液型は?」と問うものの、
「お前は何も知らなくていい!」と思わせぶりな事を言われたり。

そんな騒動の中、雪は自殺未遂まで起こしちゃう。
で、アタマから流血して倒れちゃう。

謎の男・宇津井健が大津先生に電話。
「雪がケガをした。今から北海道に来てくれ!」と豪快な注文!

行けるわけねえよ!大学教授で忙しいのに!!

でもすぐに駆けつける大津!
北海道っつっても稚内。なかなか簡単には行けないのに…。

そしてキョンキョンをひたすら元気づける!「雪、お前もハマナスになれ!
どんな目に遭っても負けるな!頑張って戦い抜くんだ!」

元気を取り戻して、コンクールへの決意宣言をした雪に、
「そうだ。その意気込みだ!立ち直ったな、雪!
張りつめたお前は、すごくチャーミングだ!」と力強く言い切ります。
この場面で「チャーミング」…。なんつーボキャブラリー!!

「そうですか!?オーイ、風も波も、もっと激しくなれ~!
先生…!雪を、もっともっと強い娘にしてください!」と、
冬の北海道の凍える海に向かって叫ぶ雪であった…。

<は>2.JPG

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<ひ>「ピアノを弾かせてくださってありがとう。でもあなたは私のお父さんじゃないわ。
風のように現れて、風のように消えていく人…」(小泉今日子/野川雪)5話

<ひ>.JPG

常に窓辺から雪を見守る謎の男・宇津井健!!
一歩間違うとギャグです。でも…、当時の視聴者も出演者も絶対に笑ってたと思う…。

ピアノを自由に弾けない雪を深夜、
ピアノのある場所に連れて行って練習をさせてあげる謎の男…。

ややこしいことに血液型も同じ「RHマイナスAB型」。
それゆえに東家の面々から「雪の本物の父親」と疑われるように。
そりゃそうだ。明らかに怪しいもんなあ…。
正体が検事とはいえ、どう考えても通報されるレベルです!

~~~~~~~~~~~~~~~~~

<ふ>「ブッとばしてやる!」(小泉今日子/野川雪)1話

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熱い信頼関係で結ばれている雪と大津先生。その初対面。
「本当にあの東雪彦の娘か?ニセモノなんじゃないのか?」と疑う大津先生。

「ニセモノだなんて言ったら先生でも承知しない!ブッとばしてやる!」と怒る雪。

「ブッとばす?どうブッとばすんだ?やってみろ!」

「私は本物なんだ!エイエイエイ!」ってな感じで、両手で女の子パンチを浴びせる!

「ハッハッハ!わかったわかった!君には負けたよ。
そこまで思いつめてる君はやっぱり本物だ!東雪彦さんの娘だ!」

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アッサリ理解しちゃう大津先生!展開が早いわ~~。
この「ハッハッハ!」の茶番っぷりがとっても恥ずかしくってGoodです。

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<へ>「♪べいび べいび べいび、ぶる~ 摩天楼ブル~ス♪」

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このドラマのエンディング曲。主題歌『摩天楼ブルース』!
追っかけコーラスが印象的な、筒美京平先生の名曲。
夜のシルエットに映る灯台…。
番組が終わりゆく寂しさと哀愁と切なさを感じさせる映像である。

でも…。「賀来千香子」にしっかりと「カクチカコ」と読み仮名がついてるのを見ると、
ついつい口に出して言いたくなっちゃう!カクチカコ!カクチカコ!

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オープニング曲と劇中BGMを担当したのはテレビ音楽の大御所・菊池俊輔先生。
(「暴れん坊将軍」「ドラえもん」「仮面ライダー」
「Gメン’75」「ゲッターロボ」などなど数えきれない程)

大げさな音楽が、大げさな芝居を盛りたててくれます。
このドラマの陰の立役者こそ菊池俊輔先生。

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<ほ>「ボロい儲けだな!」(石立鉄男/刑事)10話

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長門裕之演ずる東久之。このドラマの悪のドンと言っていい。
キョンキョンをイジメまくり、
学長に隠れて大学の経営を握り、裏口入学で儲けてウハウハ!

悪徳刑事の鉄男は彼とタッグを組んで雪を一緒にイジメたりするのだが、
実は裏口入学を暴いて逮捕するのが目的。

「裏口入学してるんだろ?」と仲良くなったついでに色々聞き出そうとするが、
「そんな事はやらん!」とすっとぼける。

「ガッポリ儲けてるんだろ?ボロイ儲けだな!」とからかうようにキメる鉄男。
その時の顔面が醜悪過ぎてカッコイイっす!惚れるぜ。

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<ま>「まあ似た者同士、これからもお互い持ちつ持たれつ、
腹を割って仲良く付き合いましょうや!」(石立鉄男/刑事)7話

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相手の懐に入り裏口入学の証拠を掴もうとする鉄男!ドス黒い笑顔で急接近!!

雪をイジメる相談をしつつ「ところで久之先生!
あんた学長代理とピアノ科主任教授の地位を利用して、
かなり悪どい事をやっているそうだな!」

「悪どい事?何の事だ!」…しらばっくれる長門の話を聞こうともせず、
「ハハハハハッ!オレも刑事のくせに悪どい事が大好きでね!」
と似た者同士アピールを開始!強引な口説き方~。

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<み>「ミスタッチ!またミスタッチ!」(辰巳琢郎/大津光三)8話

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鍵盤の弾き間違いを「ミスタッチ!」と指摘。
そしてミスタッチ1回につき1回のビンタをお願いする雪!ド根性ドラマ!!

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「お前を18の娘だと思わない!男と思ってシゴいてやる!」と、辰巳琢郎も大爆発。
ビシバシ叩きまくる特訓の末に、ついに倒れてしまう雪である。

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今ではあり得ない展開に激燃え。

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<む>「六日後に私の運命が決まる!」(小泉今日子/野川雪)11話

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最終回直前。いよいよピアノコンクール!
そんな決戦を煽るかのようなキョンキョンのモノローグ絶叫。
とにかくセリフが長い!一人でピアノの前でひたすら独り言…。

「日本ピアノコンクール…。その日は私がニセモノ、
あの謎の男が私の実の父親だとわかって、東家から追い出される日かもしれない。
でも!私は死んだお父さん、お母さん、大津先生、特待生、みんなの夢を叶えるために、
どうしてもコンクールで勝って、一流ピアニストにならなくちゃいけないんだ!

負けるもんか! …ああ、身震いがする!六日後に私の運命が決まる!
日本ピアノコンクールが来るんだ!雪、命を賭けよう!一生にたった一度の勝負よ!」

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一人でこんな独り言をしゃべってる人がいたら、
そりゃあ~誰でも家から追い出したいわ!(笑)

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<め>「名門の婿ってのはツライもんだ!誰にも頭が上がらん!」(長門裕之/東久之)12話

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結局、何だかんだで、逮捕されちゃう長門さん!
仲間だと思っていた石立にも裏切られ、
最終的にこのドラマの「悪人キャラ」を一身に背負っちゃった!

一緒にキョンキョンイジメを楽しんでいた家族たちに対し、
最後は強烈な猛毒を吐いて去っていく長門であった…。

「世間知らずでわがままな女房(岸田今日子)!
ケチで金に目がくらんだ義理の妹(辺見マリ)!
頑固でわからずやの学長(松村達雄)!
こんな連中に一生頭を下げて暮らすのはバカバカしい!

そう思って裏口入学を思いついて金を貯めた!
死ぬまで遊べるだけの金をつかんだら外国で一人暮らしがしたかったのさ!
文句あるか!!当然だろうが!!」…気持ちいいくらいの逆ギレ!!

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<も>「モーレツにスゴイダンスを踊りまくるのよ!」(辺見マリ/東節子)11話

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学長の気まぐれで、屋敷で行われるパーティに特待生の野良猫軍団も参加!
何とかそこで恥をかかせようとする長門!辺見!賀来!石立!の四人衆。
「雪や特待生をうまくそそのかして、パーティで大暴れさせてやろうじゃないか!」
派手な事が嫌いな学長の前で、激しいダンスを踊らせて怒ってもらおうという魂胆だ!

何てえげつない…!辺見マリが笑顔で近づき(怖い…)、
「学長はとっても新しいものがお好きで、ナウいファッションやロックみたいに、
自由奔放な踊りを見ると大喜びなの!あんたと仲間の特待生、普段から恰好もナウいし、
ディスコダンスなんて大得意でしょう!明日のパーティでは思いっきり大胆な格好をして、
モーレツにスゴイダンスを踊りまくるのよ!」という、モーレツなセリフを吐くのだった。

モーレツにスゴイダンス…。近年のドラマには絶対に生み出せないセリフである!

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<や>「やっぱり雪は、雪彦の本当の娘…。私の孫だったか!」(松村達雄/東雪雄)12話

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ず~っと謎だった父・雪彦の血液型がRHマイナスAB型と判明。
これで晴れて親子の確証が!

雪はピアノコンクールでも優勝。最終回はジェットコースターのように、
急展開ですべてのストーリーが動きます。その大映的な強引さが快感!

謎の男・宇津井健は検事として正体を明かし、
「そりゃあ、私も刑事さん(石立鉄男)も考えた。
君をこんなに苦しめていいものかどうかとね!
しかし君は強い子だ!いつもじっと辛抱して、我慢した!」

メチャクチャ苦しめたっつーのに、
「強い子だからOK」という自己中過ぎる理由で強引に捜査!

でも大津先生は笑顔で「学長!雪の頑張りは、学長譲りですね!」
…呑気過ぎるぜ!!

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<ゆ>「雪さん、優勝おめでとう。私、大津先生をあきらめました。
あなたに差し上げます」(賀来千香子/東美津子)12話

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ピアノコンクールでの頂上決戦に敗れた美津子。
「勝った方が大津先生と結婚」という、婚約者争奪戦でもあった!
雪にピアノコンクールで敗れ、清々しい表情を見せながらの一言。
アッサリ「大津先生をあきらめました」
…オイオイ!!あれだけストーキング的な愛を見せときながら!

しかも「あなたに差し上げます!」という上から目線!!
これじゃあ~辰巳琢郎も涙目だぜ!!

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<よ>「よくもヌケヌケと!」(賀来千香子/東美津子)10話

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最終話では「あきらめました!」って言ってた美津子。
2週前の第10話では、雪と大津先生の特訓を教室の外から覗き見!!

こわ~~~!

そして「まあ…。よくもヌケヌケと!」と、
雪にジェラシーの炎を燃やしておりました。

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<ら>「アンタみたいな野良猫はね、家の中でヌクヌク寝てるもんじゃないの!
公園のベンチで眠ったら!」(辺見マリ/東節子)8話

<ら>で始まるセリフが見つからなかったので、語尾に<ら>のつくセリフを。

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辺見マリさん…。超怖いです。超デビルです。ここまでイジメ役が似合うとは…。
完璧過ぎて「演技ではなく、地なのでは?」とさえ思う!

キョンキョンを秋の寒空の下に追い出し、公園に捨てちゃうのだ!
「やめて♪」と歌いたくなっちゃう!

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<り>「留置場から出て、本物のピアノが弾きたい!」(小泉今日子/野川雪)7話

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そりゃそうだ!留置場にまで入れられちゃう雪…。不幸にも程がある!
モロに冤罪で留置場にブチ込まれます。
「ピアノにカミソリの刃を仕込んだ」という罪。
もちろんそれは東久之(長門)の仕組んだ罠!

「カミソリの刃を買ってきてくれ」と雪に頼み、それを自らピアノに仕込む久之。
あとはしらばっくれて「この娘の仕業!」とわめくだけ!何と言う単純な作戦。

そして悪徳刑事石立が、有無を言わさず逮捕するという…。

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パワハラ!セクハラ!

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雪は留置場の中で「架空ピアノ」を想像し、床を叩きまくる!
接見に来た大津先生が「こんなに血マメができるほど、
壁や床をピアノのキーと思って叩いたのか!」と涙…。

かわいそうなキョンキョン。マジで長門裕之や鉄男を憎らしく感じちゃうぞ!
(まさに『シンデレラ』的ストーリーの真骨頂。
『キャンディキャンディ』などのド少女漫画にも通ずる)

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<る>「ハンガリーのジプシーの踊りを教えてやる!」(辰巳琢郎/大津光三)3話

<る>で始まるセリフが見つからなかったので、語尾に<る>のつくセリフを。

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「ピアノは体力!精神力!」という持論の大津光三。
そのため「今日はロックを踊る!」とか、
「今日はドッジボールをやる!」とか、豪快な練習ばかりを生徒に強要!

いきなり上着を脱ぎ「みんなタンバリンを持て!
今からお前たちにハンガリーのジプシーの踊りを教えてやる! 
みんなで踊って『ハンガリー舞曲』の心を掴むんだ!」

『ハンガリー舞曲』を弾くには、
まずはハンガリーのジプシーになりきれ!という教えです!

「お前たちは野良猫で雑草!いわば現代日本のジプシーだ!
ハンガリーのジプシーに負けないように踊りまくれ!
踊って踊って踊りぬいて、ジプシーの心を掴め!
『ハンガリー舞曲』の本質を突きとめろ!」

あさっての方向に向かう、この熱さ…!

この後、みんなで楽しげ~に踊りまくるシーンが繰り広げられます。

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<れ>「礼金はいらねえ!しかしあんたに頼みたい事がある!」(石立鉄男/刑事)9話

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7話辺りから毎週、久之に裏口入学の探りを入れる鉄男!
この馴れ馴れしい肩の組み方!腹黒い男のダンディズム!

雪を屋敷から追い出す作戦を考え、
久之から「礼金をやる!」と言われた鉄男だが…。

「オレには別れた女房の間に一人、娘がいるんだ。
そいつは才能も無いくせに東音楽大学のピアノ科に入りたがっている。
あんたの力で裏口入学させてくれねえかな」

「裏口入学!?冗談じゃない!」と、相も変わらず潔白ぶる久之。

実はこの刑事には娘はおらず、すべては捜査のための誘導尋問なのだが…。

「あんたは学長代理で、ピアノ科の主任教授だ!
今まで何十人も裏口入学させたんだろ?」と、
すべてお見通しとばかりにニヤつきながら迫る!

「バカな!私はそんな不正はやらんよ!」の声も聞かず、

「フハハハハハ!隠しなさんな!
あんたは裏口入学で甘い汁を吸って、オレは自分の娘が可愛い。
お互いに持ちつ持たれつ、仲良くやりましょうや!」と、
最高に気持ち悪い言い方で詰め寄るのである。…ザ・男!

このセリフ回しの気持ち悪さが素敵過ぎて、
DVD見ながら何度も何度もマネちゃいました。

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<ろ>「ロックダンスをバッチリ練習して来ました!」(小泉今日子/野川雪)11話

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「モーレツにスゴイダンス」をリクエストされた雪。
野良猫軍団と共に「ロックダンス」を舞う!!「ロックダンス」って何だ!?
このドラマは「今日はロックを踊る」などなど、ロックという言葉の使い方が微妙に変…。

おヘソを出して踊るキョンキョンがプリティ過ぎます!

お嬢様軍団は「呆れたわ~」「ハレンチ過ぎるわ!おへそ丸出しなんて!」と驚き、

「学長はドタバタした踊りやロックの音楽が大嫌いだ。そのうちきっと
カミナリが落ちるぞ!」と長門&辺見はニヤリと悪人フェイスでほくそ笑む…。

だが学長は「いや~面白かった!楽しく見せてもらったぞ!」
「今夜の踊りは大いに気に入った!
この子たちには自由がある、パワーがある、情熱がある!」と大満足。

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「雪、ヘソを出して踊るとはお前もなかなか大胆な娘だな!
本当のピアニストは皆、大胆だ!死んだワシの長男、雪彦…、
あいつも大胆だったから、天才的なピアニストになったんだ!」とベタ褒めする始末!

ちなみに特待生メンバーの一人・上田美恵さんは、
テレビドラマ版『生徒諸君!』で主役のナッキーを演じていた。

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そしてキョンキョンも映画版『生徒諸君!』のナッキー!
実はナッキーの競演が実現していたのだ!ダブルナッキー!
『生徒諸君!』ファンとしては興奮しちゃう!
※ちなみに映画でキョンキョンの母親を演じていたのは岸田今日子。
このドラマではキョンキョンをイジめる役…。

ロックダンス披露は鉄男の耳にも届いた。
「オイ、薄ぎたねえシンデレラ!今日のパーティではロックでヘソ踊りをやって、
意外や意外、学長に気に入られたそうだな!あんまりイイ気になるな!」との事です。
やはりロックという言葉の使い方がちょっと変…。

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<わ>「わたくしはプリンセス!プリンセスよ!」(賀来千香子/東美津子)7話

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「東音楽大学のプリンセス」という浮世離れしたニックネームを持つ、東美津子お嬢様!
高木美保ら侍女たちが、水戸黄門的に紹介するシーンは強烈。

雪が冤罪で留置場に入れられた時、
実は美津子は父・久之が仕掛けた証拠を知っていた。
父を軽蔑しつつも名誉を守るため、黙秘する美津子…。

雪は「美津子さんはプリンセスって言葉がぴったりの人。
私も美津子さんのようになりたい。そう思って努力したけど、
やっぱり北海道で生まれて漁師さんにもまれて育った人間です。
とても美津子さんのような美しい人柄にはなれません」と、
褒めまくりで説得(褒め殺しのようにも聞こえるが…)。

そして「わかったわ!わたくしはプリンセス!プリンセスよ!
言いましょう、刑事さんの前で何もかも!」と決意し、雪は晴れて釈放されるのであった。

「わたくしはプリンセス!」というセリフ!
これはなかなか強烈。大映ドラマでしかありえません。

~~~~~~~~~~~~~~~~~

<を>「全員、合格しよー!エイ、エイ、オー!エイ、エイ、オー!」(野良猫軍団)1話

<を>は、語尾に<お>のつくセリフで。

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大津先生が集めた野良猫軍団。
音楽の才能はあるが貧乏と素行不良のため、音楽大学に通う事ができない連中。
そんな彼女らに「特待生試験に合格する自信と根性があるか!」
すると全員が「ハイ!」と熱く返事した後、
またしても大映ドラマでお馴染みのシュプレヒコール!
しつこいまでに「全員、合格しよー!」の連発!…わかったってば!!

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<ん>「三億円!」 11話

<ん>も、語尾に<ん>のつくセリフで。

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雪の父親の血液型が書かれたカルテ。それは「実の親子である証拠」である。

謎の男・宇津井健が病院から盗み出したものである。
そのカルテを長門裕之に買わせようとする宇津井。
お値段は「三億円!」 …超ボッタクリだぜ!!

「カルテ半分を三億円で買え!?バカな!」と長門。そりゃそうだ!!

そこでけしかけるのは、長門の傍らにいる鉄男である。
「あんたにとっちゃ、はした金だろ!
何しろ裏口入学で何億という隠し金を持ってるんだろ!?
三億円ポンと払って、雪がニセモノという証拠を買ったらどうだ?
これであの娘を追い出して、特待生制度を叩きつぶせば、
東家も東音楽大学も、あんたの自由になる!」

結局、宇津井と鉄男はグルだったわけだが…。
三億円を払わせることで、口座に裏金がガッポリある事実を掴むのだ。

このドラマの「最凶の悪人」は長門裕之だったワケだが、
実は宇津井健&石立鉄男こそ最高のワルだな…。
雪がイジメられ続けたのも、ぜ~んぶこの二人のせい!

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1クールのドラマなのに、かるたにするほど名珍セリフがあるのがスゴイ。
ではでは。またマニアックなネタでお会いしましょう。

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posted by 一番星、 at 19:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | 更新情報をチェックする
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