2014年12月01日

[仁義なき戦いかるた]

(このネタは2010年3月20日に書いたものです)

アカデミー賞映画なんてこれっぽっちも興味がねえ!
異性と「好きな映画」が一致した事なんて一度もねえ!

男たちよ、感動映画や恋愛ドラマばかり見てる場合じゃない!
そんなキレイ事ばっかり見てたらEDになっちまうぜ。
もっとギンギンであれ、もっとビンビンであれ!

…ってことで『仁義なき戦い』です。

濃過ぎるくらいに濃い名優たちが次々と登場し、
画面狭しと「顔面パワー」を見せ付けあう男映画。
眉間にシワが寄る!低い声の怒声が飛び交う!
組んずほぐれつのアクションにカメラが揺れまくる…。

キレイ事ゼロ、人間の本能、卑怯さ、セコさ、
欲深さ、ズルさ、情けなさ、バイオレンスが満載の、
『仁義なき戦い』はまさに面白人間祭り!

でも女性ファンも意外と多いみたいですよ。
ヤクザ映画が好きな女性の事を世間では、
「ヤク女(やくじょ)」と呼ぶらしいし。(呼ばねえよ!)
さらに『仁義なき戦い』ファンの女性を、
「仁女(じんじょ)」と呼ぶとか…(だから呼んでねえってば!)

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そんな『仁義なき戦い』が大好きな野獣系のみんな~!
「仁義なき戦い・名セリフかるた」でもやろうぜ!

親戚が集まった時に…、合コンの時に…、
女の子同士のパジャマパーティの時に…。
色んな場所で、このかるたをして楽しんでほしいな。
ただし遊び半分でやってはいけません。命懸けです。

「“仁義なき戦いかるた”言うたら、
殺(と)るか、殺(と)られるかの二つしかありゃせんので!
いっぺん後手に回ったら、死ぬまで先手は取れんのじゃけん!」
と、菅原文太風に声を荒げて戦いの開始を宣言しましょう。

そして低~い声で読み札を読み上げてください。
成田三樹夫に「ゴザまけや!」と言われようとも続けてね♪

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『仁義なき戦い』は1973年に公開。
広島で起こった実際の事象を元にして創られた実録ヤクザ映画。

監督・深作欣二、脚本・笠原和夫という、
日本映画界の至宝による最強タッグ!

全五部作の連続ストーリーから成っている。
第一作『仁義なき戦い』
第二作『仁義なき戦い・広島死闘編』
第三作『仁義なき戦い・代理戦争』
第四作『仁義なき戦い・頂上作戦』
第五作『仁義なき戦い・完結編』(五作目のみ脚本・高田宏治)

主演の菅原文太や親分の金子信雄、さらには田中邦衛、
山城新伍などは登場から完結編までずっと同じ役柄なのだが、
松方弘樹とか梅宮辰夫らは一作目に登場し、死んでしまう。

でも…せっかくのスターがもったいない…、
ってことでその後、思いっきり別人の役で堂々と登場しちゃいます。
川谷拓三とか八名信夫なんかは毎回殺されて、毎回復活!
そんなカオスっぷりも『仁義なき戦い』の魅力だ。

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ではでは行ってみましょう。殺(と)ったれや!!

<あ>「あとでミス広島抱かしちゃるけえ!」

仁義かるた<あ>2.jpg

<第三作 / 広能昌三(菅原文太)>

プロレスの興行を請け負った広能。
『デンジマン』のバンリキ魔王こと大前均が演じる
プロレスラー若松にハッパをかけるために、素敵な男約束!(口から出まかせだが…)

「ミス広島」っていうワードの絶妙さがたまらんね!
男なら一度は言ってみたい、言われてみたい、抱いてみたい!

プロレス界の裏部分を描写しちゃってるのも貴重である。
外人に反則負けという「ブック」を強引に変更し、
控室で乱闘→遺恨試合という無理な「アングル」でやり直しさせちゃうプロモーター文太!
いやあ~、なかなかヤバくて最高です。

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<い>「言うなりゃアレらは、オメコの汁でメシ食うとるんど!」

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<第二作 / 大友勝利(千葉真一)>

チバちゃん大暴走!!
いや~この作品の千葉真一はスゴかった。まさに「狂犬」そのもの。

こんなドギツイセリフも堂々と言っちゃいます。
千葉真一演ずる大友がライバル視するヤクザは、
要は売春をして金を儲けているのだが、
それをこのような粋なお言葉で比喩表現。

『仁義なき戦い』は汚い言葉のオンパレード!
(だがそこにこそ、生きている人間の熱き血と、
感情のほとばしりが描写されているのである)

映画を観た後は感覚がマヒしちゃって、
日常生活でもドギツイセリフを吐いちゃいそうで怖い…。

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<う>「牛のクソにも、段々があるんで!」

仁義かるた<う>.jpg
<第五作 / 大友勝利(宍戸錠)>

千葉真一が演じた大友の老後は、
宍戸錠が担当!!(いわゆる「二人一役」)

しっかし宍戸の顔面はスゴイ。特殊メイク?っていうくらいの顔力。

「物事には順序ってものがある」という事を、
「牛のクソ」で例える大友!キュートですね!
こういう汚い言葉で表現を出来る男になりたいよね!

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<え>「ええ~ケツしとるのう~」

仁義かるた<え>.jpg
<第五作 / 山守義雄(金子信雄)>

この作品の主人公は菅原文太だが、
陰の主人公は金子信雄演ずる山守親分であろう。

言うなりゃこの人こそ諸悪の根源。
ケチで二枚舌で自己保身ばかり考える男。
松方弘樹にも「山守の下におって、
仁義もクソもあるかい~!」と言われる始末だ。

そんな山守親分の得意技はセクハラ!
金子信雄の芝居っ気やアドリブも相まって、
と~ってもスケベなキャラになってます。

葬儀の場において、喪服姿の野川由美子のケツを見つめ、
「ええの~、ありゃエエ!」と絶賛。
山城新伍からも「ヨダレ出てますよ!」と言われるほど。
しかも指はSEXの暗喩サイン!

「お父ちゃんはお金、いくらくらい持っとるん?」と女に聞かれ、
「お父ちゃんはおまえの好きな金の玉、二つ持っとる!」と、
世界トップクラスのセクハラ発言をかましてくれるシーンも素敵。
男の夢を体現する男、それが山守親分!

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<お>「おかげさんで、若頭にさせてもらいましたけん」

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<第三作 /早川英男(室田日出男)>

強烈なこの顔…!!!(笑)
室田日出男もまた「顔面力」が異常に強い役者。
出てくるだけで面白い、というレベルだ。

裏切り行為をしたくせに、
何事も無かったように若頭の地位を手に入れ、
得意満面で「どうだ顔」をしながらの一言である!

『仁義なき戦い』における「四大悪人」の一人だ。
(他の三人は金子信雄、田中邦衛、山城新伍。
コメディ色の強いメンバーゆえに憎めない!
彼らの悪どい顔を見てるだけで爆笑だぜ)

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<か>「顔に電気がつくわい!」

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<第四作 / 拳骨ラッパ(吉田義夫)>

『悪魔くん』のメフィストこと、
「寅さん」の夢シーンでおなじみの吉田義夫が演ずるは、
義西会組長・岡島(小池朝雄)の小学校時代の恩師。

その愛称は「拳骨(ゲンコツ)ラッパ」!
何だかワケわからんけどやけに耳に残る!

「顔に電気がつく」というのは、
顔が赤くなる事の比喩。照れてしまうという意味だ。

そんなステキな先生や同窓生(カタギ)との温泉旅行で、
風呂上りにド派手に志賀勝に射殺される小池朝雄!
刑事コロンボの声でうめきまわり、
思いっきりカメラに血しぶきを飛ばせて絶命です。
(血糊が付着しちゃって全然見えないのに、
そのまま「OK!」しちゃう深作監督もスゲエ)

その後の志賀勝の「あんたら見とった通りじゃ」もまた、
最狂の名セリフの一つ。(ら行はすべて巻き舌でしゃべる!)

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<き>「兄弟分のワシに内緒にしとくなんて、三千世界のどこにある!」

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<第三作 / 相原重雄(遠藤辰雄)>

弱腰親分・打本の適当っぷりを嘆く、遠藤辰雄のアダルティな魅力!

日本酒のおちょこを持ちつつ、その指に挟むタバコ…。オトナだね!
菅原文太に向かって溜め息混じりに、打本(加藤武)の行動にダメ出し。

兄弟分のワシに大事な事を内緒にするなんて、
そんなヤツどこにおる?と言うところを、
「三千世界のどこにおる?」とインパクトの強い言葉をチョイス!

時代劇では「いかにも悪人!」という役ばかりの、
稀代の悪役俳優・遠藤辰雄によるクドイ口調が魅力的です。

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<く>「呉(くれ)の槙原政吉ゃあ、ちっとは知られた男で!」

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<第五作 / 槇原政吉(田中邦衛)>

出た~~、田中邦衛!!この作品における「悪党キャラ」の一人。
でもいかんせん面白い。だって…、邦衛なんだもん…。

第五作目の邦衛は老年バージョン。
一作目から比べると、すっかり老けちゃいました。
(あくまでもメイクだけどね)

そんな邦衛が「ナメてもらっちゃ困る」とばかりに、
ビシッとカッコつけた際の名セリフ!
もちろん邦衛節炸裂の、あの口調である。
(目をひん剥いて、口をひょっとこ風に!)

飲み会とかで「田中邦衛のモノマネやりま~す!」
とか言って、このセリフを言うヤツがいたら惚れる。
(モテ男は「ほたる…、純…」くらいの、
つまんね~セリフしか言わないからイライラするぜ)

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<け>「喧嘩相手に金貸すバカ、どこにおる!このボケ!」

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<第四作 / 武田明(小林旭)>

山守組の武田(小林旭)は、
熾烈な抗争相手である打本から電話を受ける。

この電話に出る時の武田が最高なんだわ。
「武田じゃ!」と一言!かっこええ~。
挨拶がいきなり「武田じゃ!」だもんなあ~。
小林旭だからこそ醸し出せるオーラ。

電話相手の打本は親分のくせに抗争には及び腰。
血気盛んな若い衆の殴りこみを密告!!
そして「もしそっちが助かったらよ…、
二千万円ばかり融通してくれ」と借金を頼み込むのだ。
そしてこの武田のツッコミが大爆発。

映画館で『仁義なき戦い』を見た事があるのだが、
(深作欣二追悼企画の時)
このシーンでは館内が大爆笑に包まれました。

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<こ>「ゴロ売るなら、もちっとマシな売り方せえや!」

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<第一作 / 有田俊男(渡瀬恒彦)>

今やすっかりダンディな渡瀬恒彦。
70年代の頃はギラギラした狂犬キャラ!

当時「芸能界ケンカナンバー1」なんて言われてました。

そんな渡瀬演ずる有田のドスの効いた声は、
マジで怖いぜ!!目つきの鋭さがホンマモン並みですもの!

ちなみに「ゴロ」とはケンカの意味。
こういったスラングもまた作品の魅力の一つである。

他にも、

訓録(くんろく)=キツく言って聞かせる。
道具=拳銃。
飛ぶ=ターゲットを殺しに行く事。
絵図を描く=その計画。
トる=相手の命を取る事。
トラれる=殺られる事。
こんな=お前。
プーヤ=野球賭博師。
チンコロ=密告。
ションベン刑=刑期の軽い罪。
シゴウする=ヤキを入れる。
ぶしゃげる=ヤキを入れる。

…などなど、いっぱい出てくるぞ。
「仁義語辞典」でも引きながらじゃないとわからん!
これらのスラングや方言は、何度も何度も繰り返して見てると、
知らないうちに意味が理解できてくるから不思議。
脳の中が「バイオレンス・モード」になっちゃうよ!

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<さ>「ササラモサラにしちゃれい!」

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<第五作 / 市岡輝吉(松方弘樹)>

この作品は広島弁を基盤とした、「仁義語」とも言うべき、
独特の言語でのセリフが飛びかう。一回聞いただけでは理解できないくらい。

ちなみにササラモサラは「メチャクチャにしてしまえ!」というニュアンスである。
男性ホルモン異常分泌者にのみ通ずる言語感覚!

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<し>「しゅっぱぁ~つ!」

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<第三作 / 槇原政吉(田中邦衛)>

さあ~殴りこみに行くぞ~!と、やけに張り切る邦衛!!

だが張り切ってるのは邦衛だけ…。
仲間の文太、山城、成田三樹夫らが、
「一人で行けや!」と豪快に裏切り!!

このキャラ…。まさに「青大将」そのもの!!

こんなにノリノリだったのに…。
まるで「大正漢方胃腸薬」のCMダンスのような軽やかさ!!

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今にも「食べる前に飲む!!」と絶叫しそうなこのクニエ・フェイス。

裏切られた邦さんは「ええっ!?」と泣きそうな顔で、
「じゃあ…、ワシもやめるわい!」と言い、
周りの若い衆から「そりゃないぜ!」とばかりに止められ、
赤っ恥をかくのであった。

ど~しても華やかな笑いを取っちゃう邦さん…。

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<す>「スイス製の何十万もするモンで!」

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<第二作 / 松永弘(成田三樹夫)>

村岡組の若衆となった北大路欣也に、
ポンッとロレックスをプレゼントする村岡親分。

それを見た若頭の成田三樹夫が、クールな表情をキメながら欣也に言う。
「ええの貰(もろ)たのう!それはスイス製の何十万もするモンで。
おやっさんはの、ああゆう腹のふと~いお方よ!」

この際の三樹夫口調が独特で、思わずマネしたくなる!
欣也は感動で涙するのだが、
その後の村岡親分は自己保身のために欣也を利用し尽くし、
やがて破滅への道を辿らせる、実はセコい男だった…。

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<せ>「政治結社や言うても、ヤクザはヤクザですけのう!」

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<第五作 / 松村保(北大路欣也)>

現・ソフトバンクお父さん犬の北大路欣也。
若い頃のギラギラしたパッションが、実に魅力的でございます!
親分・小林旭に向かってもこのド迫力!

最終作「完結編」において、文太や旭に代わる新世代のヤクザとして活躍。

ヤクザも時代の流れによって「政治結社」となり、
右翼団体としての活動を余儀なくされるが、
それでも「ヤクザはヤクザ!!」と欣也が吼える!

長セリフを早口でまくしたて、なおかつ怒気を含ませる芝居なのだが、
完璧にこなす北大路欣也の姿に脱帽。

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<そ>「そがな昔の事、誰が知るかい!」

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<第一作 / 山守義雄(金子信雄)>

すっとぼけたフェイスで過去の悪事を「誰が知るかい!」
と言ってのける山守親分!そして腰巾着の邦衛!!

いやあ~最高に憎たらしい!(笑)
『仁義なき戦い』における二大悪党である。

この二人のセコさのおかげで主人公・文太はいつも、
苦虫を噛み潰したような表情にならざるを得ないのだ。

文太の兄貴分・若杉(梅宮辰夫)は警察との格闘の末に射殺。
その居場所を「チンコロ(密告)したのはおどれらか!」と、
任侠ヒーローのような台詞回しで責める文太!

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そんなカッコイイセリフを「知らん」とかわす金子信雄!
普通の映画ならば悪役はこのままヤラれてしまうのだが…。
結局「完結編」まで生き延びちゃうという憎々しさ!

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<た>「タコのクソ、頭にのぼりやがって!」

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<第三作 / 広能昌三(菅原文太)>

子分をボッコボコにしつつ、
このセリフを叫ぶ文太!!まったくもって意味不明!

言葉の意味はわからんがとにかくコワイのは確かだ。

「たわけた事言いやがって!」
「頭に血がのぼりやがって!」といった意味と思われる。

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<ち>「ちょっと寝たら帰るけん…。ここにキスして…」

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<第二作 / 上原靖子(梶芽衣子)>

『仁義なき戦い』にふさわしくないセリフ!
シリーズ通して「唯一」と言っていいほどの恋愛要素は、
梶芽衣子と北大路欣也が担当。

サスガ、イケメンの欣也!
他のメンバーがひたすらに野獣道を行く中、
一人だけモテモテキャラでございます。

欣也に「ここにキスして…」とおでこへのキスを要求。
最初は遠慮する欣也だったがムリヤリさせられ、
一気に歯止めが利かなくなり暴走!!
「ダメ!」と止める梶芽衣子にビンタし、
強引に行っちゃいます。もちろんアッサリ受け入れる女。

男だったらガマンが利かなくなるのは当然です…!
広島弁のセリフも最高に色っぽい。
それにしても深作欣二のセックス描写は梶原一騎的だ。
実にアニマル。実にサディスティック。

当時の梶芽衣子はバリッバリの美人である。
切れ長の目に高い鼻。クール・ビューティと呼ぶにふさわしいでしょう。

そりゃあ~タランティーノも惚れるわ!
(つい先日も「起用したい女優は?」の問いに、
「メイコ・カジ!」と即答してたな…。)

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<つ>「付き合いきれんわい…!」

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<第五作 / 氏家(伊吹吾朗)>

刑務所の中にいる広能(文太)の、
留守を預かる若頭・氏家を演ずる格さんこと伊吹吾朗!

若い衆を抱えて一生懸命、おかんのように組を切り盛りだ。

ある日、時代遅れのイケイケヤクザ市岡(松方)が訪問し、
「お前ら、やれやれ!やりあげちゃれい!」と、
不気味フェイスで抗争をけしかける。

そんなキ○ガイ松方が帰った後、
「10年前とおんなじ気分でおってじゃけん。
付き合いきれんわい!」と吐き捨てるように、
あの低くこもった声で愚痴る吾朗であった。

最近はバラエティや戦隊シリーズ出演など、
この当時の迫力がウソのような幅広さで活躍中!

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<て>「テンプラがバレやせんかのう?」

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<第一作 / 若杉寛(梅宮辰夫)>

殺人をした後、警察から逃げる梅宮。学ランを着て学生に変身!!

「テンプラ」とは隠語で、ニセ学生の意味(衣を着てる)

無理あるわ~。どう見ても不良番長そのものなんだもの!
この当時の辰兄ィは既にアラフォー。

それを見た辰兄ィの情婦は「似合ってる」とか、
「本物の学生みたい」とかメチャクチャな事を言ってくれます。
…いい加減にせいよ!!

ヤクザ映画の魅力は「彼女」「恋人」「妻」ではなく、
「情婦」といった言葉がバンバン出てくること!
何か…オトナの映画って感じでオシャレだね♪

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<と>「飛んでみんかい?」

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<第三作 / 西条勝治(川谷拓三)>

倉元(渡瀬恒彦)を炊きつけて、
「槇原(邦衛)を殺せ!」とけしかける兄貴分・川谷拓三!

暗殺する事を、仁義用語では「飛ぶ」と言うのだ。

第一作で狂犬ヤクザを演じた渡瀬恒彦が、
ヤクザになりたての童貞な若者を演じちゃうのもスゴイ。

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<な>「なめられとったらプーヤは終(しま)いで!」

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<第四作 / 藤田正一(松方弘樹)>

プーヤ=野球賭博師!
観客席でファン相手に勝敗を賭けさせます。

舞台は広島市民球場!ガラの悪いファン達にナメられる小倉一郎…。
(小倉一郎って若い頃も現在も、一貫して「気の弱い男」を演じ続けてますね!
まさに元祖・草食男子!)

そんな一郎に藤田(松方)が拳銃をプレゼント!
「今度アヤつけられたら、かましちゃれい!」

こんな堂々たる野球賭博が行われていたのは戦後すぐ。
カープが超・激弱(げきよわ)だった時代だ。
(エースの長谷川良平が一人で頑張ってた)

それゆえにプーヤは「広島にハンデ」をつけちゃってます!
小倉一郎は「広島に3点ですけん」
松方は「ウチは2点。甘かったかのう…」

つまりカープは最初から「0-3」や「0-2」という、
リードをされた状態のスコアで計算されるという事。
…そんなに弱かったのか!!
という当時の球界情勢も見えてくるのが実に面白い。

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<に>「女房が…腹に子がおって…」

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<第一作 / 槇原政吉(田中邦衛)>

「今からみんなで殴り込みじゃ!」と、文太&梅宮が男気を発揮する中、

「他にも方法があると思うんじゃが…」と、
全員が全員、ビビりまくりで怖気づく。

田中邦衛演ずる槇原は、得意技の嘘泣きを炸裂させる!
「自分は命など惜しくないが、
女房の腹に子供がいて、それを思うと…」
といった内容の泣き言を、ドアップで言うのだ。

そして文太に「わかったわかった。お前は帰れ」
と言われ、そそくさと逃げていく邦衛…。

その後の金子信雄の、
「外道がひょっとこ面しおって!頼りにならんいうたら…」
というアドリブセリフもポイント高し!

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<ぬ>「ヌードスタジオに売り飛ばされた事、まだ忘れとらんのよ」

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<第四作 / 三重子(渚まゆみ)>

元カレ(というか元、情夫)の福田と再会した三重子。

かつてヌードスタジオに売られた恨みを持ちつつも、
すぐに復縁カーセックス!…すさまじいまでの節操の無さを発揮!

渚まゆみは深作映画の常連女優。独特の気だるげな雰囲気が魅力的。
どの作品においても尻軽女を演じてくれちゃってます。
(でも『人斬り与太』の娼婦役の純愛には泣けた…)

~~~~~~~~~~~~~~~~~

<ね>「狙われるもんより、狙うもんの方が強いんじゃ」

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<第一作 / 広能昌三(菅原文太)>

かつては仲間だったのに、
時の流れと共に敵対関係になってしまった文太と松方…。

「ワシら…どこで道、間違えたんかのう…」と、
極道から足を洗いたいという本音を漏らす松方に、
「そがな考えしとったら、隙が出来るぞ」と、
文太のこのセリフが飛び出すのだ。
強いのは、チャレンジャーの方であると!!

色んなスポーツを見てると、この言葉がいつも脳裏をかすめる…。

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<の>「無(の)うなったら、えらいこっちゃけんのう~」

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<第一作 / 広能昌三(菅原文太)>

指を詰めるハメになった文太。

ヤクザ映画ではおなじみのシーンだが、
『仁義』では一味違うリアリズム描写。

何と自ら包丁でブッちぎった小指が行方不明に!
「無くなったらえらいこっちゃ~」と、
みんなで小指を探すドタバタっぷり。

この作品、随所随所にコントっぽいシーンが多数!
そのたびに映画館が爆笑に包まれておりました…。

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<は>「半殺しは可愛そうじゃけのう!」

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<第四作 / 江田省一(山城新伍)>

山城新伍が演じる江田は、単細胞でキレやすく、
ポリシーが無くて大物にベッタリ、
そして女狂いという、トンでもねえキャラ!!

山城の持つ「大物感」と相まって、
実に怖ろしく面白いキャラになっている。

このシーンでは車の中から抗争を高見の見物。
しかもお菓子をポリポリしつつ…。
半殺しは可愛そうだからひと思いにトドメをさしてあげろ、
という親切な命令を子分に下す新伍ちゃん。…豪快!

そして子分(演ずるは誠直也)は、髪をつかんでこのメンチ!!

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すさまじき鬼の形相で相手のヤクザをブッ殺す!!男の顔だぜ…。
この誠直也さん、後に正義のヒーローを演じます。
(ファイヤーマン、アカレンジャーなど)

ヤクザ映画→子供たちのヒーローという転身っぷりは、
現在のイケメンヒーローとは何もかも正反対だ…。

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<ひ>「広島極道はイモかもしれんが、旅の風下に立った事は一遍も無いんで!」

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<第四作 / 武田明(小林旭)>

マイトガイこと小林旭はヤクザ映画でもカッコイイ!

「広島の極道は広域ヤクザの軍門には下らん!
地方には地方のプライドがある」という内容の、
ヒロイックなセリフをゆっくりとクールに甲高い声でキメるアキラの雄姿!

登場人物の中で最も理知的な男。
他の連中があまりにも頼りにならなくて可愛そう…。
(金子信雄、山城新伍、田中邦衛、室田日出男など)

たった一人で文太と一生懸命対立し、
しかも平和的に解決しようとして右往左往。
貧乏クジばっかり引かされるのだ。

この作品中における「カタギに見えない人ランキング」の、
上位に間違いなく食い込むね、小林旭は!
あの歩き方、あのファッションセンス、あの巻き舌…。
普段からカタギじゃないようなオーラが出まくってるもんね…。

~~~~~~~~~~~~~~~~~

<ふ>「ぶっちゃけた話するけどな。今、広島で構えてるのはあんただけなんやで」

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<第三作 / 宮地輝男(山本麟一)>

任侠映画や時代劇で、いわゆる「ラスボス」(最強の敵)を担当して来た山本麟一。
『仁義~』では広域暴力団組織の幹部を演じて、サスガの貫禄を見せ付けた!

関西の大暴力団組織の幹部である宮地は、
抗争相手の広島ヤクザ達を眼力とオーラで押さえつける!

他の面々はみんな文太に黙って白旗宣言!
山城新伍は電話で「ワシはやる気は無い」
成田三樹夫は四国に逃走して超スマイルで芸者遊び。

そして田中邦衛は、ウソ泣きをして命乞い!セコさ大爆発!!

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純と蛍も、こんな人は尊敬しません!

一人だけ臨戦態勢だった文太はこの事実を聞いて、
呆れまくってしまうのであった…。

~~~~~~~~~~~~~~~~~

<へ>「ヘビはナンボ切られても、頭さえ残ってりゃあ生き返るんです」

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<第四作 / 竹本繁(黒沢年男)>

「♪時には娼婦のように~」
最近ではすっかりバラエティでお馴染みの黒沢年男!

一緒に殴り込みに行く親分の文太に懇願。
「おやっさんはここに残ってください」と。
ヘビの頭と同様、親分は最後の砦なのだと…。

だがやがて文太は逮捕!
悲しみの年男は暴走しまくって白昼堂々、暴れまくり!
若き日のギラギラした年男のワイルドさに燃えるね。
アフロっぷりも凄まじかったもんなあ~。

~~~~~~~~~~~~~~~~~

<ほ>「ほうじゃけん、ワシらはナメられとるんじゃ!」

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<第四作 / 谷口(小林稔侍)>

まだ脇役時代の若き小林稔侍。ラーメン屋台にて、
大人にナメられる若者の苦悩を豪快にブチまける!!

この叫びは、稔侍の役者としての叫びそのものかも!
ギラギラした眼力を発揮しまくりだ。

深作欣二映画などで台頭を表し、やがてスター街道へ。
毛髪もすっかり人工的なテイストになっちゃいました!

~~~~~~~~~~~~~~~~~

<ま>「マブイスケ抱くために生まれて来とるんじゃないの!」

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<第二作 / 大友勝利(千葉真一)>

千葉ちゃんによる青年の主張!
「ワシらはウマイものを食って、マブイスケを抱くために生まれてきた」
…まったくもってその通りです!(この顔にはNoと言えん…)
本能のままに生きる男、大友!男なら誰もが憧れる!

常にタマキンをボリボリしながら豪快に笑い、
アグレッシブ過ぎる身のこなしで、
スクリーンに飛び跳ねる千葉ちゃんの雄姿に燃えるぜ。

~~~~~~~~~~~~~~~~~

<み>「神輿が勝手に歩けるいうなら歩いてみいや!オウ!」

仁義かるた<み>.JPG

<第一作 / 酒井鉄也(松方弘樹)>

おそらく日本映画史に残る名セリフ!
『仁義なき戦い』という作品の象徴的セリフでもある。

親分である山守に反旗を翻した松方の下克上宣言がコレだ。
笠原脚本、抜群の切れ味だぜ!

やがて松方は山守親分を蹴落としてトップに立つが、
多くの者に狙われる立場に。そして文太に弱音を見せた直後、
山守のヒットマンにおもちゃ屋の店先で殺害される。
これまた日本映画史上に残る、名「殺られシーン」である。

松方弘樹は合計三回『仁義なき戦い』の中で殺されたが、
その都度、クドイ死にっぷりを見せてくれてますよ♪

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<む>「ムショの病気にかかってるんで!」

仁義かるた<む>.jpg

<第五作 / 市岡輝吉(松方弘樹)>

第一作の酒井役では、頭脳派キャラだった松方。

第五作の市岡役においては、
酒井のような弱みも無し!悩みも無し!知性も無し!

まさにアニマルのような男を演じて、
我々観客を大爆笑の渦に巻き込んでくれました。
「絶対この人、顔で笑わせようとしてるよ!」と、
叫びたくなるほどの顔面パワー炸裂。

刑務所に入ってる兄貴分の文太と面会。
ヤクザ抗争の切なさ、やるせなさを嘆く文太に対し、
「ムショの病気」の一言で片付ける豪快さ。
「な~んも心配いらん!イヒイヒイヒ!」と、
知能ゼロっぷりをスクリーンにぶちまける!

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<め>「面倒起こすのもいい加減にせえよ!」

仁義かるた<め>.jpg

<第二作 / 江田省三(山城新伍)>

誰の周りにもいるよね、面倒くさい人って…。
そんな人間に対し、自分はいつも山城口調でこのセリフを叫びます!(心の中で)

ちなみに面倒ばっかり起こしてるのは千葉真一演ずる大友。
ルール無視!逆ギレ!破壊活動のオンパレード!
そりゃあ~新伍ちゃんもキレるわ。

このシーン、新伍と千葉ちゃんが芝居してる背後で、
脇役時代の川谷拓三と志賀勝がメンチの斬り合いをやってます。
とてつもないド迫力っぷり!スターたちよりも目立っててカッコイイ~。

この後二人は倉本總によってお茶の間に投下され、
ブレイクを果たす!(「前略おふくろ様」)

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<も>「もう舞台は回って来んど!」

仁義かるた<も>.jpg

<第四作 / 川田英光(三上真一郎)>

小倉一郎の肩を抱き、不気味な顔でこのセリフ。
「ここらで男にならにゃあ、もう舞台は回って来んど!」

川谷拓三の「飛んでみんかい?」のセリフと同様、
つまりは「殺(や)れ!」という意味である!

怖ろしい~。ブルブル震える小倉一郎だが、
男になる事を決意し、お世話になってる松方弘樹を射殺!
またしても目をひん剥いてクドさ爆発で死ぬ松方であった…。

日常における使用頻度も高いセリフです!

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<や>「山守さん、弾はまだ残っとるがよ…」

仁義かるた<や>.JPG

<第一作 / 広能昌三(菅原文太)>

爆発的大ヒットとなった第一作のラスト。文太がカッコよくキメる!
悪の元凶である山守親分を倒すことなく、
「弾はまだ残っている」という、内に秘めた怒りを表明するだけの文太。

結局シリーズ最終作まで山守は生き残り、
最後も悠々自適のセクハラ三昧。
文太は逮捕されて煮え湯を飲まされ続ける…。

「悪が最後まで生き残る」という、
今までの任侠映画には無いパターンであり、
何ともモヤモヤした気持ちにはなる…。
でも演じてるのが金子信雄だから、許せちゃうんだけどね!

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<ゆ>「弓引くようなマネは、できゃぁ~せんよ」

仁義かるた<ゆ>.jpg

<第三作 / 打本昇(加藤武)>

広島では山守に次ぐ実力者の打本親分。
金子信雄のコントチックな芝居に対抗し、
演じる加藤武も負けじとコントチック!

子分から呆れられるほどにセコく弱気な打本は、いつも抗争に消極的。
そのダメダメさが、更なる抗争を招くという悪循環っぷりだ。

兄弟分が殺されてリベンジをしなければいけない立場の打本は、
文太、小林旭、成田三樹夫らに決意を促されるが、
広島の村岡親分に迷惑かけると言ってこのセリフ。
その場が一気にしらけてしまうのである。

いや~良いわ、加藤武。
「金田一シリーズ」の刑事役でも有名な名優だけど、
この作品の打本役はひたすらダメ人間で、実に最高!

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<よ>「よ~し…。おんどれらも吐いたツバ飲まんとけよ!」

仁義かるた<よ>.jpg

<第四作 / 岩井信一(梅宮辰夫)>

ひたすらカッコ悪い打本と対照的に、
ひたすらカッコ良いのが梅宮辰夫だ!

「おんどれらも吐いたツバ飲まんとけよ!」という、
ドスの効いた脅し文句は、ヤクザ映画史上トップレベルの名セリフであろう。
後に『ビーバップ・ハイスクール』でもマネされたほど。

いつも関西の大組織、明石組の若頭として、
カッコイイセリフを吐きまくってくれる。
しかも眉毛を剃り落とすという衝撃的なフェイスで!
(幼児期のアンナが、この顔を見て号泣したらしい)

辰兄ィの演じるキャラは『前略おふくろ様』においても、
『スクール・ウォーズ』においても、
いつも重要なポジションで、物語のキーとなるセリフを言う、
とてつもなく存在感のある役ばかり。

それもこれも、梅宮から醸し出されるオーラが凄いからだろう。
何とも言えぬ大物感があるもんね…。
辰兄ィが所有してたクルーザー「番長号」に乗りたいぜ!
(おそらくかなりの乱痴気騒ぎが繰り広げられていた事だろう!)

~~~~~~~~~~~~~~~~~

<ら>「トるんなら、何でこのワシをトりに来んのなら!」

仁義かるた<ら>.jpg

<第二作 / 松永弘(成田三樹夫)>

<ら>で始まるセリフが見つからなかったので、
語尾に印象的な<ら>が付くセリフで。

親分の命令で、無実の小池朝雄を殺してしまった北大路欣也。
その事実を知り愕然とする欣也…。

そして親分の悪の本心を知りつつ、
欣也に隠していた成田三樹夫が悔恨の叫び!
何でオレを殺しに来なかったのか、と…。
ひたすらに可愛そうな目にあう北大路欣也である。

成田三樹夫はクールで理性的で、
この作品における数少ない、主人公・文太の味方でもある。
カッコイイよな~。阪神の能見にチョイ似だよな~。

この後、松田優作の『探偵物語』などで、
コントチックな芝居をするミッキーもステキでした!

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<り>「略式ですけん」

仁義かるた<り>.JPG

<第一作 / 大久保憲一(内田朝雄)>

山守と親子盃を交わす若者達!
媒酌人の大久保親分は「時節柄、略式ですけん」と、
戦後すぐの物資が無い状態での、簡易的な盃である事を広島弁で説明する。

いや~やっぱヤクザ映画といえば盃を交わすシーンだね。
任侠の世界は神道!カタギの我々にとって未知の世界なので、興味深いです。
東映映画の任侠のしきたりシーンはガチンコ!
(本職の人をアドバイザーに使ってたらしい)
…迫力があり過ぎて怖いぜ!!

~~~~~~~~~~~~~~~~~

<る>「留守の間に外堀も内堀も埋められてしもうてのう」

仁義かるた<る>.jpg

<第五作 / 広能昌三(菅原文太)>

…この座り方!!イスの先端にケツを置き、
長い脚を組むのではなく、乗せる感じ!!

いやあ~~最強に怖いわ。こんな人にこんな座り方されたら、
ビビって動けなくなるね。眼帯というギミックもド迫力!

出所してきた小林旭は、若手に親分の立場を取られそうな状況。
それを指してのセリフがコレだ。

これまた、日常的に使用頻度の高い仁義セリフ。

『ガンダム』のセリフはどれも名セリフで、
いつも色んなネタになってるけど『仁義』もまったく同様!
是非とも「仁義なき戦い・名セリフ日めくり」
なんかを出してもらいたいもんですよ!物騒だけど!

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<れ>「レース場にダイナマイト!」

仁義かるた<れ>2.jpg

<第二作 / 浅野(八名信夫)>

<れ>のセリフが無かったので強引に作成。

広島のオートレース場にダイナマイトを仕掛けるのは、
我らが青汁!八名信夫!!

でもアッサリ見つかって山城新伍らに壮絶リンチ。
なのに「知らん」の一点張り&逆ギレ!

親分の千葉真一と共に、気持ちいいくらい大暴れ。
抗争相手の経営する売春ホテルの「ロマンス」にも、
「前夜祭じゃ~!」と言ってダイナマイトをブン投げる!
その豪快さ…、男前だぜ…!

元プロ野球選手の八名さん。
北海道日本ハムファイターズのOB会に所属しております。
「13 YANA」っていうユニフォーム作って、
札幌ドームに観戦に行っちゃおうかな!

~~~~~~~~~~~~~~~~~

<ろ>「どうせそこらのボンクラじゃろ~」

仁義かるた<ろ>.jpg

<第三作 / 打本昇(加藤武)>

ここもまた、語尾に<ろ>の付くセリフで。

親分に挨拶をして来たチンピラ。
「ありゃ誰ない?」と聞く文太に、
「どうせそこらのボンクラじゃろ~」と打本。

でもその正体はヒットマン(奈部悟)!
結局、兄弟分がそのボンクラに殺られてしまうのだ。

それにしてもこの「ボンクラ」という響き!たまらん。
自分もブログで何度使用して来たことか…。
自らを称するのに最もふさわしい名称でございます。

~~~~~~~~~~~~~~~~~

<わ>「ワシのゼロ戦よ!」

仁義かるた<わ>.jpg

<第二作 / 山中正治(北大路欣也)>

特攻隊志願だったものの結局戦争には行けず、
「生き延びてしまった」という感覚を持つ山中。

そんな山中にとってのゼロ戦は拳銃だ。
しかもコレ、キャバレーで女たちに見せ付けてます。
下ネタの際にも使用したいセリフですな!

第二作での北大路欣也は、悲劇のヒーロー。
まるで矢吹丈のように鬱屈とした青春を、
ヒットマンとして過ごし最終的に灰となって散って行く…。

~~~~~~~~~~~~~~~~~

<を>「オメコ芸者!わりゃあ黙っとれ!」

仁義かるた<を>.jpg

<第四作 / 江田省一(山城新伍)>

強烈なセリフですなあ~。超ド級のセクハラ!!
「チョメチョメ」という言葉で隠したいほどに凄絶です。

シナリオにはこのセリフはナシ。
つまりアドリブ!新伍ちゃん、サッスガ~。

他にも誠直也の「このクソ袋!」っていう、
これまたハルマゲドン級のセクハラ発言も見逃せません!
(サスガにシナリオのみ。作中では聞き取れなかった)

~~~~~~~~~~~~~~~~~

<ん>「……」

仁義かるた<ん>.jpg

<第三作 / 明石辰男(丹波哲郎)>

最後の<ん>は無音。
徹底して無言を貫いた明石組長の丹波哲郎!!

この作品における最大にして最強の大物の役である。
こういった「大ボス」の役はいつも丹波!
(『宇宙からのメッセージ』の地球連邦軍総帥とか、
『野性の証明』の自衛隊長官とか…)

丹波哲郎は強烈なオーラで明石組長を演じた。
なんと、セリフはゼロ!!一切しゃべりません。

座ったり立ったりするだけでオーラを撒き散らし、
「何だかよくわかんないけど、スゴイ」
という印象を残すのであった…。
丹波哲郎だからこその説得力と言えましょう…。

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ってことで。
小林旭が「もう殺(と)る、殺(と)られるは飽いたわい…」
とおっしゃってるので、この辺でかるた大会を終了いたしましょう。

まだまだ名セリフがたくさんある『仁義なき戦い』なので、
ネタは尽きないのだが…!

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posted by 一番星、 at 17:07| Comment(4) | TrackBack(0) | 日記 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
今夜は「トラック野郎」かるたを肴に,桃次郎兄イを偲んで飲みます。
一番星さん,素晴らしい記事をありがとうございました。
Posted by MANIMANIA at 2014年12月01日 19:42
<MANIMANIAさん>

コメントありがとうございます!
このネタを見てくださって、感謝です。

ぶっつづけて「仁義~」を見たいです。合掌…。
Posted by 一番星、 at 2014年12月02日 00:05
何度もうかがわせてもらっております。
いつ拝見しても時間を忘れるくらい楽しいです。
あんまり楽しすぎて、勝手に画像お借りして、読み札も作って、画像も少し加工してカルタ仕様(円内にかなを入れる)にして、出典明記の上、某SNSで少数の友人限定で画像少しずつ公開しております。
遅ればせながらの仁義となり、申し訳ございません。ご不快に思われましたらお申し付けくださいませ。
「トラック野郎」もカドカワ映画も大好きです。ついでに言うと子供のころは南海ホークスのファンでした。
楽しいサイトを本当にありがとうございます。
Posted by けいきょう at 2017年08月21日 14:12
<けいきょうさんへ>

コメントありがとうございます!管理人でございます。
返信が遅れまして申し訳ございません。

実物のかるた!イイですねえ~。自分もそれを作ってみたかったのですが技術が無くて…。
全然かまいませんです。むしろ出典明記していただき、ありがたいです。

他のネタも見て下さってありがとうございます。
なかなか時間が無いのですが新ネタも書いてみたいと思ってます。
Posted by 一番星、 at 2017年09月05日 01:30
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