2014年12月15日

[スクール・ウォーズかるた]

(このネタは2009年5月29日に書いたものです)

---------------------------------------

世の草食男子たちよ…!!
君たちには「熱血」が足りない!
男性ホルモンが足りない!血と汗と涙の量が足りない!

…お前らそれでも男か~!!

今から『スクール☆ウォーズ』全話を一気に見る事を強要する!
そして男くささを身につけろ!!

そんな草食男や恋愛至上主義が蔓延しているこの時代。
“汗くさい熱血”が不足している昨今への怒りを込めて、
『スクール☆ウォーズ』をかるたにしてみたぞ(何故?)

---------------------------------------

『スクール・ウォーズ』は、大映テレビ製作のケレン味爆発の昭和ドラマ。
出演者は皆、涙と汗と鼻水を垂らしまくって泣きまくり。
それが男の世界だ!こんなに燃えるドラマは無いぜ。

では『スクール・ウォーズ 名セリフかるた』行ってみよう~!
まずはルールを説明いたします。

読み手は涙を流しながら読むこと!
取り手は「先生~!」「イソップ~!」「節子~!」「圭子~!」
などと、登場人物の名を呼びながら取ること!もちろん涙、そして絶叫は必須です。

~~~~~~~~~~~~~~~~~

<あ>「あんた、キンタマついてんの? 」

スクール<あ> 1.JPG

伊藤かずえ演じる富田圭子が、恋人の森田光男へこのセリフ!

ラグビー部員森田は主要キャラの一人。
いつもウジウジと悩むのだが、そんな森田を発奮させるために言い放った一言だ。

その後、ニッコリ笑って「骨は私が拾ってあげる!」
他のドラマではあり得ない表現方法がたまりません。

「大映ドラマのクイーン」こと伊藤かずえだからこそ、
こんなセリフも言えちゃうのだ。白馬に乗ってやって来て、
不良どもを蹴散らすというシーンも強烈だった…。

~~~~~~~~~~~~~~~~~

<い>「イソップ~!」

スクール<い> 1.jpg

『スクールウォーズ』において最も有名な登場人物。
それが「イソップ」であろう。
いかにも大映ドラマ的な「哀しき物語」を担う重要なキャラクターである。

中学生以下の体力&運動神経の奥寺浩。
だがラグビー愛は人一倍だ。川浜高校のラグビー部に入部し、
必死に頑張るのだが、不治の病で亡くなってしまう。

ゆえに主人公の滝沢先生や親友の大木大助や、
ラグビー部員が「イソップ~~!」と叫ぶシーンが非常に多い。

思わずドラマを見ながら自分も叫んでしまう。「イソップ~!」と…!
ついつい呼びたくなっちゃう最高のニックネームだね。
(「イソップ物語」の、やせたキリギリスが由来らしい)

~~~~~~~~~~~~~~~~~

<う>「ウサギ跳び。俺も付き合うぞ!」

スクール<う> 1.JPG

先輩の不良部員たちに理不尽なシゴキをされる森田。
ウサギ跳びで石段を150往復という、すさまじき試練!

イジメにも近いシゴキを見た滝沢賢治先生(山下真司)は、
「うさぎ跳びは体に良くない」「やめろ!」と止めるが、
森田は「オレはやるぜ!」とド根性を見せつける。

その姿に「森田…!」と熱く激しく感動し、「オレも付き合うぞ!」と宣言。
『スクールウォーズ』序盤の名シーン。
ここで見せた「ムダな熱さ&暑苦しさ」がドラマの方向性、作風を決定付けた。
そしてその後もこういったシーンが連発されて行くのだ。

~~~~~~~~~~~~~~~~~

<え>「遠慮しないで食えよ!」

スクール<え> 1.JPG

“川浜一のワル”というたまらないニックネームを持つ大木大助(演ずるは松村雄基)
※「川浜」はドラマの舞台の架空の土地名。

そんな大木は、家が貧乏である。
(貧しさは大映ドラマ黄金パターンの一つ!)

ラグビー部の遠征の際、その遠征費を工面するために何日も昼飯を抜いていた大木。
滝沢先生は大木の苦労をも見抜いていた!

バスの中で一人で空腹に耐えようとする大木に弁当を渡して「遠慮しないで食えよ!」
「先生…」とつぶやいた大木は涙を流す。

超ベタな感動ストーリー+松村雄基の濃い芝居が、
激烈に濃厚なシーンを醸し出すのだが、そこがステキ!

しかもおにぎりの食い方がスゴイ。
手首のスナップで食うのではなく、脇を上げて、
思いっきり肩を動かすようなハデなアクションで食うんだわ。
大映ドラマならではの「わざとらしくハデな動き」が炸裂だ。

ちなみにこの逸話、実話です。『スクール・ウォーズ』はモデルがあって、
(伏見工業高校に赴任した山口良治先生)
原作本も読んだが、多くのエピソードが実話である事に驚く。

~~~~~~~~~~~~~~~~~

<お>「お前らそれでも男か!!」

スクール<お> 5.jpg

出た~!『スクールウォーズ』といえばこのシーン。
まさに代表的な名シーン&名セリフ!!

強豪・相模一高に敗れた川浜高校。そのスコアは「109-0」
滝沢の怒りは、負けた事よりもヘラヘラしている部員たちの姿に向けられた。
試合終了後、涙の絶叫がこだまする!!

「今、自分がやっている事をひたむきにやらないで、
この短い人生でいったい何が出来ると思ってるんだ!
よく考えてみろ、相手も同じ高校生だ。同じ歳、同じ背丈、頭の中だってそう変わらんだろう。
それが何で109対0なんて差がつくんだ!お前らゼロか、ゼロな人間なのか!
何をやるのもいい加減にして、一生ゼロのまんま終わるのか!
それでいいのか…!お前らそれでも男か!悔しくないのか!」

涙&鼻水を流しながらの熱演。もう~~最高ですね。
見ているこっちも鼻水ダラダラで号泣!
心の中にしまっておきたい名言です。肝に銘じるぜ。

~~~~~~~~~~~~~~~~~

<か>「風は一人で吹いている~♪」

スクール<か> 1.JPG

川浜一のワル・大木大助の初登場シーンである。
新入生の大木は、入学式でいきなり三年の番長と大乱闘。
『東京流れ者』を歌いながら制服を脱ぎ出し、
さらに歌いながら相手を殴る、殴る!

大爆笑してしまいました!!なぜいきなり歌いだすのだ…!?
いきなり日活アクションを披露する学生!

リアル感が一切感じられない濃過ぎる演出…。素晴らしい。
近年のドラマは非現実を描こうとしないのでつまらん。
だが松村雄基にはこうした非現実がよく似合う。
ワケのわからんカッコよさに惚れるぜ!

~~~~~~~~~~~~~~~~~

<き>「キメッキメの先輩」

スクール<き> 1.JPG

大木の中学の後輩、清美&明子。
アニキと慕う大木につきまとうが、大木はイイ迷惑、という関係性。

ある日二人は川浜高校ラグビー部をバカにする連中を発見。
「川浜にはキメッキメの先輩がいるんだから!」と猛アピール。

すっごくカッコイイ先輩ってことですな。それにしてもすんげえ~言語感覚。
確かに大木先輩、尋常じゃないほどのキメっぷり。

このコンビはやがて川浜高校に入学。そしてラグビー部マネージャーに。

スクール<き>清美&明子1.JPG

清美役の山本理沙さんは後にアイドル。
すさまじくカワイイですが、役柄はズッコケ系三枚目キャラ。
明子役は坂上二郎の娘さん。

~~~~~~~~~~~~~~~~~

<く>「悔しいですっ!」

スクール<く> 1.JPG

109-0で敗れた川浜高校。
滝沢先生からの「お前ら悔しくないのか!」の言葉に、森田光男が絶叫!!

世紀の名セリフ「悔しいです!」が爆発する。
血管ブチ切れそうになる表情での雄たけびがGood!

「今までは負けるのが当たり前だと思ってたけど、
ニヤついてごまかしてたけど、今は悔しいです!!」

もちろん涙もぶわわっと溢れ出る。他の部員たちも次々に大号泣。
滝沢も泣きながら「悔しいのは誰でもそう思う!でも思うだけじゃダメだ!
お前たちそれでどうしたいんだ…。どうしたいんだ!!」

そして森田は「勝ちたいです!」と心からの叫びをブチまける。
ここで主題歌の『HERO』がタイミング良く流れ出す!
たまらない演出に、涙ボロッボロ!!

~~~~~~~~~~~~~~~~~

<け>「K-16」

スクール<け> 1.JPG

脳腫瘍を患ったイソップ。自らの命が助からない事を、
ナゾの薬「K-16」を渡されて知る。

イソップが入院中にある患者から聞かされる。
「「K-16」と書いてある薬を貰った患者はもう長くない」と…。

っつーか。そもそも「K-16」って何だ!
しかも医師から直接渡されちゃってるし!
薬を目にした瞬間のわざとらしい大映芝居がスゴイです。

スクール<け> 2.JPG

イソップ役の高野浩和さん(現在アートネイチャー勤務)は、
セリフ回しがすさまじい。わかりやすく言うとドヘタ!
すんげえ~声してるし。でも…それでも…、泣けるのだ。
次第にイソップの芝居に慣れて来るから不思議…。

~~~~~~~~~~~~~~~~~

<こ>「ここは学校じゃない!戦場だ!!」

スクール<こ> 1.JPG

滝沢が赴任直後の川浜高校は荒れまくっていた。
学校をキレイにしようと必死に清掃する滝沢と校長。
そこに反対派生徒からの投石が。

ガシャ~ン!と投げ込まれる石をよけながら、
山下真司が思いっきりカメラ目線で叫ぶ。
「ここは学校じゃない!戦場だ!!」
そして『HERO』のイントロ!!

あまりにもドロッドロな男演出に思わず爆笑。
このドラマは主題歌『HERO』を流すタイミングがうますぎ。
もはやあのイントロ&歌声を聴いただけで、条件反射で涙です。

~~~~~~~~~~~~~~~~~

<さ>「さあ、誰からかかってくる?」

スクール<さ> 2.jpg

梅宮辰夫が演ずるのは、高校の正門前にある中華料理屋主人。
愛称は「マスター」!

森田光男の義兄でもあるマスターはこのドラマに欠かせないキャラクターである。
何らかの事件が起きた時、いつも颯爽と助けに現れるのが梅宮辰夫なのだ。
しかも無敵!滝沢先生に危害を加える悪党どもに、
「さあ、誰からかかってくる?」と威圧。
そそくさと逃げていく悪人たち。(こういったシーンが実に多い)

「関東一のワル」と呼ばれていた男という設定だが、まったくもって納得だぜ。

スクール<さ> マスター.JPG

なんせ元『不良番長』。迫力がハンパじゃねえ!
そういったバックボーンが視聴者にも安心感を与えているのは間違いない。
いつもステキなセリフで、登場人物たちの悩みを救ってくれるキャラクターなのだ。

~~~~~~~~~~~~~~~~~

<し>「“信は力なり”です!」

スクール<し> 2.JPG

最終回、ついに全国優勝を成し遂げたシーン。
インタビューに答えながら絶叫。「泣かせてください!」「勝ったぞ~!」
そしてもちろん『HERO』が流れる!

山下真司に駆け寄る部員たち、勝利の胴上げ。
このシーンは出演者全員がガチ泣きしていたそうだ。

ナレーター芥川隆行の、
「この時、賢治は15人のタックルを一人で受け止めた」も最高にステキ~。

「信は力なり」と「愛とは信じ、待ち、許すこと」は、
第一話からず~っと滝沢賢治を支える言葉として作品中に登場している名セリフである。

~~~~~~~~~~~~~~~~~

<す>「スナック『妖』」

スクール<す> 1.JPG

滝沢に反抗するラグビー部員、内田勝は不良グループの一員でもある。
番長の水原らと共に、溜まり場である「スナック妖」に篭城。

…スナック「妖」って!!
明らかに妖しい連中がたむろしてそうな店名…。
何を思ってそんな店名にしたのでしょうか?

内田勝は滝沢先生の情熱に心を揺れ動かされるが、
番長たちに逆らう事もできず、葛藤の表情。

こういった「不良たちとの戦い」が、
『スクールウォーズ』序盤のメインストーリー。
(やがてラグビー部成長の話へと、ドラマはシフトして行く)

~~~~~~~~~~~~~~~~~

<せ>「先生…、先生よぉ…。オレ、ラグビーやっとけばよかったかな…」

スクール<せ> 1.JPG

初期『スクールウォーズ』の決定的名場面。
最凶の不良番長である水原亮が、初めて素直な心の奥底を滝沢に見せて泣く。

水原を演じたのは現在「Vシネ四天王の一人」と言われる小沢仁志!
モノホンのヤーさんか?と思わせるその風体。

高校生なのに、このド迫力ですよ!

スクール<せ> 水原1.JPG

サラシを巻いてる高校生がいるか!?
しかも少年院帰りの番長だ。あ~怖え~~。
「狂犬みたいな子」と呼ばれ、常に滝沢へ牙を向いて反抗する水原。

だが熱く、優しく、厳しく接して来る滝沢に対し、
やがて心を開くのだ。そしてついに涙をボロボロ流し、
「俺、ラグビーやっておけばよかったかな…」

水原の更生シーン、何回見ても泣けます!
でも現在の小沢アニキを見ると怖過ぎて血の気が引く…。
(その後、その怖さに爆笑してしまう)

~~~~~~~~~~~~~~~~~

<そ>「空駆ける天馬のように!」

スクール<そ> 1.JPG

最終回。花園ラグビー場での全国大会決勝戦。
同点で迎えたロスタイム、栗原がゴールラインへ向かって走り出した!
滝沢の顔が映り、その心情をナレーターが語る。

「「走れ、栗原!」賢治は胸の中で大声で叫んでいた。
走れ、栗原。空駆ける天馬のように。」

ナレーションの芥川隆行はどんなアツい場面であっても感情を込めずに語る。
だからこそグッと来るのだ。ちなみにこれもまた実話。
実際に伏見工業はロスタイムからのトライにより初優勝を果たした。
栗原のモデルになったのは栗林選手である。

~~~~~~~~~~~~~~~~~

<た>「滝沢君、君は向かってくる相手にタックルもしないで逃げ出すのかね」

スクール<た> .JPG

教育委員会の職員だった滝沢を川浜高校に引っ張って来たのが、
下川辰平演ずる山城校長。だが滝沢は、荒れ果てた高校に行くのをためらう。
そこでこの山城校長の口説き文句がサクレツだ。

ついに山城の説得に心が動く滝沢。
「滝沢がお手伝いいたします!」と熱く手を握り合う男と男。
もちろん目には涙。そしてやっぱし、流れ出す『HERO』!(笑)

滝沢と山城は、理解し合える同志。目と目で語り合う事も…。
二人は『太陽にほえろ!』でも先輩後輩の間柄。(長さんとスニーカー刑事)
そんなバックボーンも重なり、二人の熱き絆に深~~いモノを感じるのである。

~~~~~~~~~~~~~~~~~

<ち>「血が出てるじゃない!」

スクール<ち> 2.JPG

ラグビー部マネージャー、山崎加代役は岩崎良美。
短い命のイソップが、森田と圭子のイチャイチャシーンを見て、
「僕も恋をしてみたい…」と涙する。

そんなイソップの恋の相手が山崎加代だった。
ただし加代の好きな人は滝沢先生…。実らない恋を受け入れるイソップが切ない!

まさに「♪すれ違いや~ 回り道を~ あと何回過ぎたら二人は触れ合うの~」
(『タッチ』by岩崎良美)

部室で裁縫をしている二人。イソップが「痛っ!」と、指に針を刺してしまう。
加代は「血が出てるじゃない!」と、指をチューチューする。
胸キュンドキドキシーンだ。別に吸わなくても良いような気がするが、
そこが、わざとらしさが売りの大映演出。

~~~~~~~~~~~~~~~~~

<つ>「ついに奇跡は起きなかったね…」

スクール<つ> 1.JPG

ある日の早朝。イソップが死んでしまった。
病院の屋上で滝沢と山城校長が、明け方の空を眺めながら呆然としている。

「ついに奇跡は起きなかったね…」と涙する校長に、
滝沢は熱く叫ぶ。「奇跡は起きます。きっと起こしてみせます!
相模一高に勝ちます!イソップのために…、イソップのために必ず勝ちます!」
(もちろんここでも『HERO』が流れますよ!)

109-0で負けた相模一高との対戦をその日に控えていた川浜高校。
イソップのために勝つ!と宣言する、滝沢のその姿に涙。

このシーンも泣けるんだなあ~。
朝陽に照らされる山下真司の顔、涙、そして眉間のシワに燃え燃え!

スクール<つ> 2.jpg

この濃過ぎるくらいに濃い表情。これぞ「男の芝居」だぜ。

~~~~~~~~~~~~~~~~~

<て>「停学が怖くてイマドキ高校生がつとまるかよ!」

スクール<て> 2.JPG

松村雄基のセリフ回しは独特だ。ついついモノマネしたくなっちゃう。
こんなムチャクチャな論理を堂々と言っちゃうのがカッコイイね!

ラグビー部を理解し、生徒たちから愛された山城校長が定年退職。
その後任としてやって来たのが名古屋章演ずる岩佐校長だ。
徹底した管理教育っぷり。厳し過ぎるその教育方針に大木が反抗してこのセリフ。
しかもその後「このゴリラ!」とも言い放ち、停学は10日間に延長されちゃいました。

~~~~~~~~~~~~~~~~~

<と>「どの星になったのかしら?」

スクール<と>節子&大木1.JPG

イソップの葬儀の日。親友、大木大助は一人で外に佇む。
そこへ滝沢の妻、節子(岡田奈々)がやって来るのだが…。
オイオイ、恋人っぽいけどいいのか?逢引きに近い雰囲気が…。

でも大木の心はピュアなので大丈夫!
たぶん「川浜一のワル」は女性経験ありません。
(「ワル」と言うより、単にキレやすいだけだし…)

この時の大木のセリフも最高。
「こんなスモッグだらけの町でも、星は見えるんだな…」
それに対して節子が「イソップくんはどの星になったのかしら?」と答えるが、
大木は「オレにはそんな少女趣味はねえよ!」と、硬派ぶってクールに振舞うとする。

そんな大木に節子は言う。「男の子だからって、恥ずかしがる事は無いのよ。
泣きなさい。悲しい時は泣くのよ」と…。

すると大木の涙腺は決壊。「イソップ~~~!!」と大号泣。

スクール<と>節子&大木3.JPG

これが男の泣きっぷりだ!熱いぜ雄基!

~~~~~~~~~~~~~~~~~

<な>「泣き虫なんだな、先生は」

スクール<な> 1.JPG

と、生徒に言われると、カンゲキの涙を流しながら、
「バカヤロウ…!お前が泣かせるような事するからだろ!」
って言い返すお決まりのパターン(笑)

初期段階ではまだ素直じゃなかった森田が、
「先生だけは信用できる」と完全に心を開いた時、滝沢号泣。
「先生って本当に泣き虫なんだな」という森田の言葉に、
「バカヤロウ!お前が泣かせるような事するからだろ!」

他にも、不良ラグビー部員の尾本や、
学校をバイクで走りまくっていた柏木が卒業後、
ラグビー部のためにバイト代をカンパしてくれるシーンで、
滝沢先生大号泣(自分も泣いた!あんなワルだった連中が…)

そこでも「先生は相変わらず泣き虫だな!」と尾本に言われ、
やはり「バカヤロウ!お前らが泣かせるような事するからだろ!」っていうお得意の返しが炸裂!

~~~~~~~~~~~~~~~~~

<に>「日本一のご主人ですぞ!」

スクール<に>.jpg

ついに全国優勝を成し遂げた川浜高校。滝沢を支えてきた妻、節子の目にも涙。
山城元校長の「日本一のご主人ですぞ!」のセリフがカタルシスを与えてくれる。

~~~~~~~~~~~~~~~~~

<ぬ>「盗まれた?矢木のスパイク」

スクール<ぬ> 矢木.JPG

ラグビー部員、矢木純平。
なかなかのオモシロフェイスで画面を明るくしてくれる男。
全国大会優勝メンバーで、大木の2学年下である。
(ちなみに優勝時には森田も大木も卒業していて、スタンドから観戦している)

ある日、矢木のスパイクが盗まれてしまった。
部員たちはお互いを信じられずに疑心暗鬼になり、大荒れの大乱闘に発展。
あの元ワルの大木も「情けねえ!」と呆れるほど!
盗んだのは、ほんの出来心の女子生徒たちだった。

この作品は毎回のように何らかの事件が起きて、
なかなかスムーズに物語が進んでいかないのが特徴(笑)

序盤は不良生徒たちとの戦い。中盤はイソップの病気や、大木の反抗。
終盤は森田の恋人・富田圭子の出生の秘密で大混乱。
さらにはマネージャー山崎の死、梅宮の死などなど、
濃い~~~~事件が連発しまくり。(多過ぎるだろ…)

そんな濃いネタの数々の後では、
「スパイク盗み」などのちっちゃい事件は安心感があります…。
それでも最後まで、まだまだ何かが起きる川浜高校!
清めの塩でも撒いた方がいいんじゃねえのか?

~~~~~~~~~~~~~~~~~

<ね>「姉ちゃんがこれっぽっちでも泣くとこ、いっぺんも見た事が無い」

スクール<ね> 1.JPG

森田光男の姉、夕子役は和田アキ子。(梅宮&アッコという強烈夫婦!)
あまりドラマに出ないアッコさん、この作品は代表作と言えるのでは。

ナイスキャスティング!と言いたいほどに見事に演じていた。
ツッコミ役として、光男や辰兄ィに振り回されて困る役として。

夫の梅宮辰夫が、チンピラに刺され死亡してしまうが…。
すぐさまに中華料理屋の営業を再開。
そんな姉を見て「泣いてるとこ、見た事無い」と言う森田。
(でも一話からバンバン泣いてたような…。涙もろいキャラだったハズなのに)

だが一人っきりで号泣している夕子を見てしまう滝沢。
健気なアッコに泣かされてしまいます。「ゴッド姉ちゃん」としてのアッコとはエライ違い!

~~~~~~~~~~~~~~~~~

<の>「残された時間を燃焼しろ!そこにお前の命の輝きがあるんだ!」

スクール<の> 3.jpg

自暴自棄になってしまったイソップに、生きることの意味を教える滝沢。
不良仲間を作り「何よりもトルエンが気持ち良くなってしまったんです!」
と叫ぶイソップに、「人間は誰でも死ぬんだ。残された時間を燃焼しろ!
そこに命の輝きがあるんだ!!」と語る山下真司の熱き魂。

これまた確実に号泣しちゃうシーンの一つ!作り手が真剣に「生と死」に向き合ってるのが良いね。
最近は安易に「泣かそう」っていうだけだからなあ。
このドラマのような生々しさが無い。暑苦しいくらいの演出だからこそ人間の体温が感じられる!

松村雄基も、特にこのシーンが好きだと語っております。

~~~~~~~~~~~~~~~~~

<は>「“花”って字、10書いたら花束みてぇだぜ!」

スクール<は> 1.JPG

滝沢に反抗しまくり、グレていた内田勝が、
「先生…勉強教えてくれよ…」と閉ざしていた心を開いた。
その勉強っぷりが最高~~。

何と、ひたすら漢字の書き取り!(しかもジャポニカ学習帳で)

スクール<は> 2.JPG

「花」っていう字を何回も書く内田…。一応、高校生ですよ!
おもむろに「花って字、10回書いたら花束みたいだぜ!」
などと乙女チックな事を言う内田に萌えちゃう。
さらに「100回書いたら…」とつぶやく内田に、
「花園だな!」 と答える滝沢先生にも燃えちゃう。

~~~~~~~~~~~~~~~~~

<ひ>「ひとっ風呂浴びに行かねえか?」

スクール<ひ>.JPG

ワルの大木が、滝沢先生にこの一言。どういう「お誘い」だ…?
まだラグビー部員じゃなかった大木は、
なぜかいつもラグビー部の練習を影から見守る。イソップが気になるご様子…。

そして滝沢先生を銭湯に誘う(だから何故なんだよ!)
「少しは見直したぜ!」とイソップの面倒を見る滝沢に敬意を示すのである。
お互いのカラダを洗いっこしながら…。

~~~~~~~~~~~~~~~~~

<ふ>「不良仲間、ハリー・マクガイア」

スクール<ふ> 2.JPG

気に食わない事があると、すぐに「もう辞める!」と言ってスネてしまう大木大助。
「川浜一のワル」に逆戻りし、昔の不良仲間と合流してケンカ三昧。
(基本的に大木の悪は中学生レベル&ただのかまってちゃん)

その不良仲間の中になぜか黒人さんが~っ!すんげえ~交友関係だぜ…。

「ラグビー部に戻れ!」と説得する滝沢&部員たちに、
「よしなよ猿芝居は!」と独特のセリフ回しの大木だが、執拗な説得に対して条件を出す。
「このハリー・マクガイヤと先生が競争して、先生が勝ったらラグビー部に戻ってやるよ!」

条件を受け入れる滝沢だが、実はヒザがボロボロ。
全力疾走などしたら二度と使い物にならないかもしれない…。

河川敷でスタートラインに立つ二人。上着&ジーパンを脱ぐ、ハリー。

スクール<ふ> 3.JPG

…おいおいおい!
服の下にトレーニングウェアを着てたのか!なんつー準備の良さ…。
多くの視聴者が爆笑してツッコんだに違いない…。

スタートラインに立つ滝沢を見て、涙を流すマネージャーの山崎加代。
「絶対に言うなと言われてたんだけど…、先生の足は今、すごく状態が悪くて…」

それを聞いた大木が「何で早く言わないんだ!」
「待て、レースは中止だ!」と言おうとしたその時、

二人はスタートを切ってしまった。
悲しい~BGMが流れる中、スローモーションで疾走する山下真司。

スクール<ふ> 4.JPG

まるで『太陽にほえろ!』時代のように!

「オレのためにそこまで…」と号泣する大木大助。
それにしても大木くん、ホント毎回毎回号泣してるね!
(松村雄基、このドラマでマジで涙腺決壊したらしい。逆に涙を止めるのに苦労したとか…)
もちろんボクも大号泣。最高です。もっともっと暑苦しいシーンをちょうだい!

~~~~~~~~~~~~~~~~~

<へ>「ヘタなヤクザのマネしやがって!女はいたぶるもんじゃねえ、抱くもんだ!」

スクール<へ> 1.JPG

清美&明子のピンチに颯爽~と登場の大木大助!
もはや時代劇にしか見えません。そのセリフもすさまじいっす!(笑)
ついつい使いたくなっちゃう名言だね。声に出して言いたい日本語でございます。

~~~~~~~~~~~~~~~~~

<ほ>「ほお~、お前のレコか?」

スクール<ほ> 1.JPG

このドラマにおける最狂のセリフがコレだろう!
番長水原、絶対に高校生には見えない!!
森田の財布をカツアゲし、そこに入っていた彼女の写真を見て、この一言。
思いっきり小指を立てて「レコ」ですもの。大爆笑してしまいました。
「お前のコレか?」の業界用語バージョン。
しかもこの顔!くわえタバコのポジショニングも抜群。

水原には初登場シーンから笑わせてもらった。
グラサンに白スーツ、赤ワイシャツにエナメルの靴というセンス。

スクール<ほ> 水原.JPG

これで高校生と言い張っちゃうのがスゴイ。やっぱ当時の大映ドラマは強引でイイなぁ~。

~~~~~~~~~~~~~~~~~

<ま>「負けたぜ!ラグビーに負けたよ!」

スクール<ま> 3.JPG

熱い男と熱い男が見つめ合って大号泣!しかも眉間に深いシワ。
「これぞスクールウォーズ!」っていうシーンの一つ。

まだラグビー部入部前の、ケンカ三昧の頃の大木。
教頭先生に謝罪を入れれば停学を免除してもらえるのだが、
頑固に「オレは謝らねえよ!」と拒否。

滝沢らの説得に大木は「じゃあイソップが懸垂を3回できたら謝る」
という条件を出すのだ(よく条件を出す男だな!)

イソップの体力は、懸垂を1回もできないほどに貧弱!
「だから出したのさ!」とツッパる大木…。

しかしイソップはその小さい体で頑張る!2回しかできなかったが大木は大感動。
親友のために必死で頑張るイソップの姿に、
「思いやりか・・・。世間じゃやたらと言われてる言葉だが、本当にあるとはな…!
負けたぜ!ラグビーに負けたよ!」と名セリフを吐いて教頭に謝罪するのである。

このセリフもまたクサ過ぎて最高だ!口調は完全に時代劇。

~~~~~~~~~~~~~~~~~

<み>「見てますよ、夕子さん!マスターですよ!」

スクール<み> 2.JPG

ラグビー部員を助けるためにヤクザとの揉め事に顔を出し、
最終的に命を落としてしまったマスター。
夕子(和田アキ子)は「幽霊でも夢でもいいからもう一度会いたい…」と悲しむ。

そんなある日、ラグビー部のグラウンドに辰兄ィの幽霊登場!
滝沢が唐突に「見てますよ、夕子さん…マスターですよ!」と気付くのだ(怖いわ!)

幽霊バージョンの梅宮は超満面の笑みでダブルピース。
その天真爛漫っぷりに笑ってしまった!

滝沢だけでなく、部員たちもマスターの幻影に気付き、
「マスター!」と泣き叫びながらダッシュ。
感動の名場面だぜ。ニックネームのセンスといい、どこか変ではあるけれど…。

スクール<み> 1.JPG

~~~~~~~~~~~~~~~~~

<む>「ムードメーカー、丸茂くん」

スクール<む> 丸茂3.JPG

大木の同級生部員、丸茂くん。いわゆるデブキャラである。
…と、なると彼の役割は当然のごとく「キレンジャー」的なポジションだね!
男くさく濃い面々の中で、癒しの効果を持つ男。
画面の隅で豪快に食ったり、陽気に歌ったり。

大木を「オマエ」と呼べる数少ない同級生でもある。
念願の地区優勝を果たした時も、真っ先に抱き合う二人~~。
イソップ亡き後の親友と言えよう。

卒業後、花園ラグビー場へ観戦の際もやっぱし抱き合う二人!

スクール<む> 丸茂4.JPG

森田は圭子と抱き合ってるのにこっちはむさ苦しい!

松村雄基は超色男なハズなのにこのドラマでは一切「色恋沙汰」が無いのが良い。
彼の周りにはいつも男だけ!たまに滝沢先生の奥さんに抱きついたりしてたけど…。

~~~~~~~~~~~~~~~~~

<め>「目を見ちゃったんだよ。カワイイ目してたよ」

スクール<め> 1.JPG

川浜高校が不良の巣窟だった時代。滝沢に金属バットを振り上げる生徒。
「てっめえ~~!」と殴りかかろうとする!っつーか表情、面白過ぎるわ!

滝沢は「殴れるものなら殴ってみろ!」と目で威圧。
生徒は迫力に負けてバットを静かに下ろすのだった。

それをたまたま見ていた妻・節子。
「あんな危険な学校、今すぐにでも辞めて!」と懇願。

だが滝沢は「オレはあいつの目を見ちゃったんだよ…。
カワイイ目してたよ」と言って、節子の願いを退けるのだ。

これがそのカワイイ目。

スクール<め> 2.JPG

…カワイイ、のか?
水原の狂犬のような目でさえカワイイと言い張る滝沢先生のスゴさ!

~~~~~~~~~~~~~~~~~

<も>「森田の答案用紙」

スクール<も> 1.JPG

岩佐校長が「ラグビー部はなっとらん!」と叱責。
勉強での成績アップを命令する。特に森田の答案用紙を見て激怒。
そりゃ~そうだ。ひたすら彼女の名前「圭子」を、
デカデカと書いてるんだもん。サスガの滝沢先生も呆れ顔…。
でもこの当時の伊藤かずえは実にキュート。森田の気持ちもわからないではない…。

~~~~~~~~~~~~~~~~~

<や>「ヤクザ気取りのジャージ」

スクール<や>内田&尾本.JPG

荒れ放題の弱小ラグビー部。不良時代の内田と尾本は、
こ~んなジャージを着用してて滝沢を呆れさせる。メッチャCool!
「唐獅子牡丹」の刺青風のものと、「御意見無用」と書かれたもの。
どこで売ってんだ!?もちろん特注だろうけど、
こんなのを発注するセンスは超高校級レベルだ。

~~~~~~~~~~~~~~~~~

<ゆ>「You need HERO♪」

スクール<ゆ> 1.JPG

やっぱこのドラマ、主題歌の存在感がピカイチ。
聴いてるだけで血圧が上がってくる!
魂を揺さぶるようなイントロのシンセドラム!

そしてソウルフルな麻倉未稀の超絶歌唱!
この曲がかかったら即、涙腺が決壊します。
常に良い場面で流れるから条件反射でやられちゃう。

売野雅勇先生の訳詞(訳詞と書いてるが、たぶんほぼオリジナル詞)が、
最高にドラマの内容と合ってるんだよなあ~。

オープニングの映像もアナーキー(無秩序状態)過ぎてツッコミどころ満載!
本屋で万引きして店主に見つかるものの強烈なフックをかまして豪快に逃げたり、
(もはや万引きではない。「北斗の拳」のような世界だ!)
スカートめくりしまくったり、暴走族なのに乗ってるバイクはモトクロスバイクだったり、
森田と圭子のイチャイチャシーンがあまりにも少女漫画的だったり。

~~~~~~~~~~~~~~~~~

<よ>「吉村クリーニング店が丸焼けだ!」

スクール<よ> 1.JPG

花園での全国大会へ向かう前夜。
色々な苦難を乗り越えてついにここまで辿り着いた川浜高。
最後の最後に、また事件が起きちゃった!

なんとユニフォームを預けていたクリーニング店が火事に~~。
卒業後に消防士になった尾本が滝沢に、
「吉村クリーニング店が丸焼けだ!」と告げる…。

しかもそのユニはイソップがデザインしたもの…。
次々と不幸を与えるその物語展開にズッコけてしまいたくなるほどだ!

試合に間に合わない…。どうすればいいんだ…と、途方に暮れるラグビー部の面々。
そこに「申し訳ございません!」と、
まるで犯罪でも犯したかのようなクリーニング店店主登場!

スクール<よ> 4.JPG

別にアンタは悪くないだろ!と言いたいが、
部員の矢木純平に殴りかかられたり、一番かわいそうな人はこの人なのでは!?

~~~~~~~~~~~~~~~~~

<ら>「ライジング・サンか!」

スクール<ら> 2.JPG

イソップが入院中にデザインした川浜高校のシンボルマーク。
「毎朝、海から昇る太陽を見ているうちに思いついたんです。
僕らもこの太陽のように、真っ赤に燃えて昇って行きたいと思って。」
(よく松村邦洋がモノマネするセリフだ)

デザインを見た滝沢が一言。「ライジング・サンか!」(もちろん目には涙)
「よ~し、お前のアイデア貰ったぞ!」と、こんな時でもアツイ滝沢先生がステキです。

~~~~~~~~~~~~~~~~~

<り>「リラ~ックス!」

スクール<り> 1.JPG

川浜高校にやって来た外国人コーチ、マーク・ジョンソン。
彼のコーチングのおかげもあり、川浜は強豪校へと生まれ変わっていく。
常に「リラ~ックス」「エンジョ~イ」と部員をなごませる。
滝沢とは教育方針が違うものの、気が合う。

決勝戦で勝った後のセリフ、
「カッタンダヨ、ケンジ!You are Winner!」も忘れられません!
実際に伏見工業にいた外国人コーチがモデル。

~~~~~~~~~~~~~~~~~

<る>「ルールのあるケンカだ!」

スクール<る> 1.JPG

ワルの大木をラグビー部にスカウト!その際の滝沢先生の口説き文句がコレ。
とにかく大木の気を引くためには、「ケンカ」というワードを入れさえすれば大丈夫!

ラグビー部に入らんか?の問いに「先生、人間と着物には柄ってもんがある。
俺にはケンカしか能がねえよ。」っていう、相変わらず時代錯誤な節回しで断る大木。

そんな大木を「ラグビーもボールを取り合うケンカだ。
ただしルールのあるケンカだ。」と口説いて入部させました。

~~~~~~~~~~~~~~~~~

<れ>「レモンの好きな、ただの女子高生」

スクール<れ> 1.JPG

実は大財閥の大物を父に持つ、森田の彼女・富田圭子。
だが母はその愛人であり、出生に関しては秘密だらけ。

なので恋人の森田にも隠し事ば~っかり。
「圭子、お前は一体何者なんだ?」と聞かれた圭子。
「私は私。レモンの好きな、ただの女子高生♪」

なんつ~~セリフだ…。このドラマ、マトモな人間はほとんど出て来ないが、
伊藤かずえの浮世離れっぷりは特に尋常じゃない!

~~~~~~~~~~~~~~~~~

<ろ>「ロックバンド黒騎士」

スクール<ろ> 1.JPG

富田圭子の腹違いの兄、名村直。演ずるは鶴見辰吾!
「七光りは親父のハゲ頭だけで充分だ!」など、
これまた浮世離れした言語感覚の持ち主。

ロックバンドを結成しているが、その名前が「黒騎士」…。
歌ってる姿もギャグそのもの!妹の圭子に「俺たちのロックはよ、
怒りと悔しさを涙のスパイスで味付けした五目そばなんだよ!」
と、ワケのわからん思想を語るセンスも最高っす。

~~~~~~~~~~~~~~~~~

<わ>「ワッショイ!ワッショイ!」

スクール<わ> 1.jpg

卒業していくマネージャー、山崎加代へ部員からの贈り物。
「感謝をこめてお前を胴上げする!かかれ~!」と、胴上げ開始~~。
「ワッショイ、ワッショイ!」言いながら、ひたすら胴上げ。
っつーか、胴上げのシーンが異常に長い!

オイオイ、尋常じゃないくらいの回数だぞ!?DVDを巻き戻して数えてみた。
なんと50回も胴上げされてました…。熱血にも程があるわ!!

そんなにされたら、泣いちゃう…。
「♪涙くん~彼に告げて~愛がずっと 一人ぼっち~よと~」

スクール<わ>加代.JPG

~~~~~~~~~~~~~~~~~

<を>「見ろ!先生の、涙に濡れたゲンコツを!」

スクール<を>.JPG

<を>は、この印象的な語尾から。

マスター(辰兄ィ)は、解説者的な役柄でもある。
「お前ら悔しくないのか!」「悔しいです!」「勝ちたいです!」の後、
「よーし、よく言った!俺が必ず勝たせてやる!
そのために俺はこれからお前たちを殴る!いいか、殴られた痛みなど三日で消える。
だがな、今日の悔しさだけは絶対に忘れるなよ!」と、滝沢先生は部員たちをブン殴るのである!

慌ててビックリするアッコ。だが辰兄ィは先生の心情をすべて理解して、
「見ろ、先生の涙に濡れたゲンコツを…。」と言うのだ。

大映ドラマがスゴイのは、ホントにゲンコツの上の涙の滴をドアップにして映すトコ。
超写実的なそのセンスはまるで『巨人の星』の世界!

~~~~~~~~~~~~~~~~~

<ん>「One for All、All for One」

スクール<ん> 1.JPG

<ん>も語尾から。

ラグビーの基本精神を表すこの言葉。
一話から最終話まで、常に滝沢先生と川浜高校の支えとなっていた。

~~~~~~~~~~~~~~~~~
以上、『スクール・ウォーズ』ファンだけが喜ぶと思われる、
「スクール・ウォーズ 名セリフかるた」でした!

---------------------------------------
posted by 一番星、 at 17:51| Comment(4) | TrackBack(0) | 日記 | 更新情報をチェックする

2014年12月13日

[北の国から かるた]

(このネタは2013年1月21日に書いたものです)

------------------------------

1981年10月に放送開始のドラマ『北の国から』。
フジテレビの毎週金曜22時からの放映で、全24話。

その後、スペシャル版が8作品放送された。
『北の国から '83 冬』
『北の国から '84 夏』
『北の国から '87 初恋』
『北の国から '89 帰郷』
『北の国から '92 巣立ち』
『北の国から '95 秘密』
『北の国から '98 時代』
『北の国から 2002 遺言』

このドラマの影響で、富良野は観光名所にもなってます。

その富良野に「北の国から資料館」という場所がある。
自分もだいぶ前に一度、行った事があるんだけど、結構最近は色んなグッズも出てるとか。
で、「北の国からかるた」っていうグッズもあったらしい!
興味津々で検索してみたんだけど、どうも思っていたモノと違う…。
ほのぼのイラストの「癒し系」「心あったか系」…。

そんなんじゃないよぉ~~!(田中邦衛調)

『北の国から』は偏屈なオッサンがいっぱい出てくる、
男くせえドラマなのだ!単なる「家族愛の感動ドラマ」ではないのだ!

ってことで『北の国から』の名セリフをかるたにしてみた。
こんなかるたが売ってたら…、欲しい!

とにかく名セリフや名シーンの多い作品ゆえに、
字札の選定が非常~~~~に(田中邦衛調)難しかったです。
あのセリフもこのセリフもチョイスしたかった!
ってことでいずれ第2弾もぜひ書いてみたいと思います。

------------------------------

~~~~~~~~~~~~~~~~~

<あ>「あいつがオラに…何、言いたかったか。
信じてたオラに…何、言いたかったか。」

北の国から<あ>.JPG

(『TV 15話』)

「北の国からかるた」のトップバッターは、いきなり笠松杵次!(正吉の祖父)
この作品における偏屈頑固オヤジの代表格。

TVシリーズでは重要なキャラだったと思う。
ドラマにおけるテーマに「“廃れてゆくもの”と“流行”」
「“自然”と“文明”」といった対比があるが、
まさにその「古きもの」の象徴的人物。

東映時代劇黄金時代のスター、大友柳太郎さんが凄みを爆発させて演じた。
個人的にか~な~り好きなキャラです。(でも忘れられがちだよね…)

「あいつ」とは愛馬の事。
純と雪子が吹雪の中で遭難したのを救った事もある馬だ。
だが文明社会になるにつれて不必要になってしまい、
ついに売り渡してしまった時の悲しみ…。

北の国から<あ>p.JPG

「見たらな…涙流してやがんのよ…」
「あいつだけがオラと、苦労をともにした…」

こういったシブくて重厚なシーンが、最初のTVシリーズの真骨頂であった。

~~~~~~~~~~~~~~~~~

<い>「いつでも~、富良野に帰ってくんだぞ!」

北の国から<い>.JPG

(『'95 秘密』)

初期はあんなに可愛かった蛍。
「蛍はずっと父さんの側にいる!」な~んて言ってたくせに、超恋愛体質。
『'95 秘密』では妻子ある男と駆け落ち!
母・令子や叔母・雪子と同じ血脈を見せつけた!

そんな蛍。父・五郎や兄・純にはクールに振る舞う。

だが五郎は優しい愛で蛍を包む。
「いつでも富良野に帰って来ていい」という五郎の叫ぶ声を聞き、
途端に罪悪感で自らを責めてる事実を吐露。涙があふれ出すのであった。

北の国から<い>p.JPG

そして五郎は、蛍の駆け落ち相手に新巻鮭のプレゼント!

~~~~~~~~~~~~~~~~~

<う>「ウチは今、大騒ぎだ~!」

北の国から<う>.JPG

(『'98 時代』)

勇次(緒方直人)とも別れ。駆け落ちした医者とも別れ。
色々あった蛍だけど、草太の策略もあって、無事に正吉と結婚する事に。

結婚報告後、正吉の母を交えて酒盛り。そこへやって来た、
五郎の農業の弟子的存在・完冶(かんじ)の嫁。

「ウチは今、大騒ぎだ~」とパーティ参加を促す!
大正漢方胃腸薬CMのような華麗なダンスを見せる五郎。

が、このドラマでは「ウキウキ状態→暗い出来事」のパターンが定番。
完治嫁は号泣中!!どうやら夫が行方不明!!
いきなり笑顔から切ない顔になる五郎!

------

『北の国から』はホントこのパターンが実に多い。
ウキウキしたパーティがいきなり空気悪くなって、
で、何らかの問題が起きちゃうという…。

TVシリーズの時からずっと!五郎の誕生日の時もそうだった…。
(大体、草太が騒動を収める役を担う)

「今夜はあったか~い大晦日だ!」と、
五郎がワクワクノリノリだった時なんて凍死寸前の大惨事…。

トド(唐十郎)と大宴会した時も、
その最中で中ちゃんの奥さんの訃報が入って来るし…。
このパターンのせいで、ストーリーもぶったぎり!
トドと五郎の語らいのシーンがまったく無く、
視聴者にとって不親切な演出…。
「遺言」はそういった点でも、何かイマイチ…。

でも唐十郎がアングラ劇団仕込みの、
強烈な前衛舞踏を見せつけたトド鍋パーティーのシーンは笑った!

北の国から<う>2.JPG

劇男・一世風靡の平賀雅臣団長&一世風靡セピアの春海四方を従えて、
奇っ怪に踊りまくる!視聴者置き去り!

一世風靡の面々はこのシーンのためにキャスティングされたのか?

~~~~~~~~~~~~~~~~~

<え>「えれえ話をしていると思った…」

北の国から<え>.JPG

(『TV 13話』)

初期純くんの魅力は「マセガキ」というトコ。
いつも真顔で大人の会話してて、そのギャップが実に面白かった。

母・令子(いしだあゆみ)の不倫相手であり、
再婚をしようとしているのが吉野さん(伊丹十三)。

その吉野さんと「おまえの母さんを貰っていいか?」といった話をする純くん!
思わず「えれえ話をしている…」とビビるが、堂々と渡り合うのがステキ。

母が病気で入院し、その見舞いで訪れた東京。
そこで吉野さんと初対面して色々と話をするのだが、
吉野さんのストレートな男気に、
「僕はこのおじさんを嫌いではなく…」と、男として共鳴していく様もたまらん。

~~~~~~~~~~~~~~~~~

<お>「お前の宝にしろ」

北の国から<お>.JPG

(『'87 初恋』)

純が中学卒業後、就職で上京する事に。
五郎がツテを頼って依頼した長距離トラックに乗せてもらう事になる純。

無愛想でまったくしゃべらない運転手。
その役を演ずるのは古尾谷雅人!
(『北の国から』はチョイ役に良い役者を使うパターンが多々ある)

れいちゃんから貰ったウォークマンで、
尾崎豊を聞きながら切ない気持ちになってる純。
そのイヤホンを強引に取って、
五郎から貰った謝礼のお金を純に返そうとする運転手。

「しまっとけ…ピン札に泥がついてる。お前の親父の手についてた泥だろう。
おらぁ…受け取れん。お前の宝にしろ。一生取っとけ。」

北の国から<お>p.JPG

…五郎の不器用さ、誠実さに心打たれる!
無愛想な運転手がこのセリフを言うからこそ余計に響くのである。
あざといと言えばあざといけど、最高に泣ける名シーン!

~~~~~~~~~~~~~~~~~

<か>「かあさんの匂いがしてる…」

北の国から<か>1.JPG

(『TV 9話』)

北海道に行ってからは常に父寄りの蛍。なかなか母に心を開かない。
純が母(東京)寄りで、電話を内緒でかけたりしてるのと正反対。

蛍は母の不倫現場を目撃しているので、
憎悪を抱いているのではないかと思わせつつ、
随所随所で母に電話してみたりと、その想いを感じさせるシーンがある。

母・令子が内緒で富良野へやってきた。
五郎は「まだ早い」ということで子供たちと会う事を遠慮してもらう。
子供たちのいない間、蛍のパジャマを抱きしめる令子…。

その夜、何も知らない蛍は雪子おばさんに、
「母さん、来た?」「母さんの匂いがしてる」と察知するのだ。
蛍の母への想いが垣間見えるセリフにグッと来る。

~~~~~~~~~~~~~~~~~

<き>「急に、涙が突き上げた。 ~ なぜだかわかりません」

北の国から<き>.JPG

(『TV 23話』)

母が他界。上京する純と蛍。
きたな~い汚れた靴を履いてる二人。
「新しい靴を買ってやる」と吉野さんに連れて行かれた靴屋。
そこで古い靴を捨てられてしまう。

だが…その靴には北海道で過ごした日々の思い出が詰まっていた。
葬儀が終わった夜、二人は靴屋に走る。古い靴を探しに行くために…。

一貫してたテーマの「失われてゆくもの」への哀惜が、
この靴のエピソードに比喩として表れている。
あと古い靴=五郎・北海道の象徴であり、
純は、新しい靴=東京よりも、古い靴=北海道を選んだ、とも言える。

靴屋のごみ箱をあさってる最中、警察官が。
「お前ら何やってんの?」と近づいてくるのだが、
その警官役に平田満!

母の死の事など、事情を細かに説明する純。
子供ながらのたどたどしい言葉を聞きながら、
その真っ正直な心を受け入れる警官。
「オレも一緒に探してやるから!」と、急に純と蛍を手伝う…。
それを見た純の目に、なぜか流れる涙…。何とも切ない!

~~~~~~~~~~~~~~~~~

<く>「く…クマに遭っちゃった…」

北の国から<く>.JPG

(『'92 巣立ち』)

五郎、クマに遭遇!!っていうギャグシーン。
ストーリーとは一切関係ナシ!
(井戸を掘るために山奥まで行ってる五郎。
…という意味がある事にはあるんだが…)

たまたま通りかかった中ちゃん(地井武男)の車に逃げ込み、
「ヒッヒッヒッヒ…」と声にならない笑いを見せる五郎。

「く、クマに遭っちゃった…」
「く」の発音の口元が、最高に邦衛イズム爆発!

中ちゃん「髪の毛逆立ってたぞ~」
五郎「ヒヒヒヒヒ!…逆立ってかい?」
中ちゃん「髪の毛逆立つって、初めて見たぞ」
五郎「ヒヒヒヒヒ!」
中ちゃん「薄くても髪の毛って逆立つんだな」
五郎「ヒヒヒヒヒ!」

邦衛の「吸い込み笑い」が炸裂しまくり!
ワケわからんこのシーンですが、爆笑でした。

~~~~~~~~~~~~~~~~~

<け>「健さんの目の前で、男の壁を越えた」

北の国から<け>.JPG

(『'92 巣立ち』)

純くん、童貞卒業!
初恋相手のれいちゃんとは、そういうトコまで行かなかったのね…。

初体験のお相手は裕木奈江。時の人気アイドルです。
奈江演ずるタマコは天然系キャラ。

なのに純くんに対し「映画が見放題のトコがある!」と言い、
何も知らないふりしてラブホに誘う!悪意あるわ~~(笑)

で、純くんは高倉健主演の『南極物語』を一緒に見ながらもムラムラ。
そりゃそうだ。奈江が体を密着させて来てるんだから!

「南極でも北極でもどこでもよかった!ここは渋谷の、円山町だった!
ぼくの神経は狂いそうだった!!」っていうセリフが最高ですね。

で、純くんが耐えきれず迫ったら泣き出す始末。
いい加減にしろよ!!

結局、健さん映画を流しっぱなしで性交に成功。
健さんの目の前で無事に童貞卒業!
『遥かなる山の呼び声』で共演した健さんの目の前で!

倉本作品と縁の深い健さんでもあるが、
まさかこんなカタチで『北の国から』出演を果たすとは(笑)

~~~~~~~~~~~~~~~~~

<こ>「子供が、まだ食ってる途中でしょうが!」

北の国から<こ>.jpg

(『'84 夏』)

これまた、チョイ役にイイ役者を使うパターン。
このシーンでは無愛想で殿様商売な、イヤ~なラーメン屋店員役に伊佐山ひろ子!

『'84 夏』は全作品で最も切ない回かも。
思春期前後の微妙な年齢を切り取ってて、な~んか心が痛くなっちゃう。

言い訳や逃げ口上ばかりで、何でも親友の正吉のせいにしたり、
純は自らの卑怯さを認識して悔いていた。

その事を閉店寸前のラーメン屋で五郎に懺悔。
泣きながら真っ暗い店で語るのが切ない。
それと対比するように、伊佐山さんの憎々しい芝居が炸裂(笑)

五郎もラーメン食いながら「父さんも、こっち来た当時みたいなパワー無くしてた」と、
純と同じくダラけてる自分を懺悔するのである。
(「っぱわぁ~」という独特な邦衛節回しは、何度もモノマネしちゃいました!)

で、伊佐山さんが横柄に支払いを促し、
食ってる途中のラーメンを強引に片付ける。

北の国から<こ>pp.jpg

五郎の怒り、悔しさなどが「子供が、まだ食ってる途中でしょうが!」と、
八つ当たり気味に叫びとなって表れるのである。
虚しい~~空気が流れて、いたたまれない…。

~~~~~~~~~~~~~~~~~

<さ>「さよーならー!1980年~!」

北の国から<さ>.JPG

(『TV 8話』)

富良野へ越してきた一年目の大晦日。
テレビの無い黒板家。正吉の家へ「紅白」を見に行く純と蛍。
だがそこには母・みどりと祖父・杵次と共にくつろぐ正吉の姿があった。
それを見た純と蛍は正吉の家には行かず、そのまま帰宅するのであった。

一方、五郎も中ちゃん家を訪問するが、
そこでも親戚たちが団らんの真っ最中。こちらもまた遠慮して帰宅。

そんな双方が「じゃあ街の灯を見に行こう」と、
山へ行き「さよなら1980年!」とみんなで叫ぶ。
(邦衛の口調は「せんっ、きゅ~~ひゃく、はちじゅうねぇ~~ん!」)

五郎と純の心がここで初めて共鳴する、ターニングポイント的なアツいシーンでもある。

~~~~~~~~~~~~~~~~~

<し>「死なないで生きてて下さいよ」

北の国から<し>2.JPG

(『'84 夏』)

共同生活をしていた正吉と、別れの時…。
駅のホームで軽口を叩きあう二人が切ない!
あえてドライに、あえて大人のクールな振る舞いに、
別れの寂しさと悲しさを紛らわす…。

~~~~~~~~~~~~~~~~~

<す>「スパゲッティってのはな、イタリアの料理だ。
スパゲッティ~~、イタリア~~ノ!」「ボンゴ~レ~!」

北の国から<す>.JPG

(『TV 20話』)

初期の五郎はストイックで、強く、時に怖い雰囲気だった。
倉本聰さんのイメージとしては、
『駅』の高倉健であり、『大都会』の渡哲也であり、
『前略おふくろ様』の梅宮辰夫、といったキャラたちと同様だったのでは。
不器用で実直な倉本キャラたち…。

そんな五郎が徐々に「邦衛」に浸食され、崩れて行く。
後半のスペシャル版の頃には崩れまくりだ!

富良野に来て初めての恋のお相手・こごみさんの登場で、
五郎が浮かれる。これが崩れて行く五郎の始まりだ!
「そそらそらそらウサギのダンス!」と踊ったり、

ピクニックに一緒に行ってウキウキし、
「スパゲッティボンゴ~レ~!」と絶叫!
純も蛍も思いっきり呆れ顔!

北の国から<す>p.JPG

~~~~~~~~~~~~~~~~~

<せ>「誠意って何かね?」

北の国から<せ>.JPG

(『'92 巣立ち』)

文太、登場!!強烈なインパクト。まさかの裕木奈江の叔父役で!!

純がタマコ(奈江)との初体験以来、
だらしないセックスを重ねた結果、見事に妊娠…。

病院にタマコを見舞った純を有無を言わさず殴る一番星!
…じゃなかった、タマコの叔父さん!超ド迫力でしたねえ。
そして数日後、カボチャを持って上京した五郎は平謝りを敢行。

北の国から<せ>p.JPG

それに対して文太が「こっち側からは誠意に取れん…。
誠意って、何かね?」と優しく厳しく問いただす。

『仁義なき戦い』に変換すると広能と槙原。
槙原に迷惑ばっかりかけられてきた広能ですから、そりゃあ~信用できませんわな(笑)
しかもホラ吹きで定評のある槙原だし…。

ちなみに誠意とはもちろんお金の事。銭ゲバこと福留孝介選手も、
「誠意とは言葉ではなく金額」とおっしゃってます!

~~~~~~~~~~~~~~~~~

<そ>「それは…違うんじゃないですか?」

北の国から<そ>p.JPG

(『TV 23話』)

このドラマにおいてドカン!と来るセリフを言うのは、
いつも清吉さん(大滝秀治)である。五郎のいとこで良き理解者。
倉本さんの一番言いたい事を、最も代弁してくれるキャラなのだ。

妻・令子の葬儀に遅れ、終了後はすぐに北海道へ帰ってしまった五郎。
それを責める令子の兄弟たち。

葬儀に出席した清吉は、黙ってその文句を聞いた末に発言する。
それは違う。五郎は冷たい男ではないのだと。
「恥ずかしいが…金がなかったんですよ。それであいつ…汽車で来たですよ。」

そんな清吉の言葉を陰で聞いていた純と蛍の胸にも、五郎への想いが去来する。

~~~~~~~~~~~~~~~~~

<た>「だけど…僕の体質には、北海道は合ってないと思われ…」

北の国から<た>.JPG

(『TV 2話』)

北海道に来たばかりの純はいつも「東京に帰りたい」という一心!
五郎に涙ながらに「やはり東京が…合っていると思われ…」と独特の節回しで訴える。

※ちなみにこの倉本調セリフ。
『前略おふくろ様』でも多用されたが元ネタは画家・山下清のしゃべり方だとか。

------

初期の純は「ここは僕の居場所じゃない」と思い続け、
周りの大人たちに反抗し、もがき続ける。
だがやがて色んな経験を重ね、北海道に居場所を見つけて行くのだ。

最終回では母の葬儀を終え、東京から北海道へ帰る。父の待つ北海道に。
汽車を降り、走り、父の元へ抱きつく。

これはまさに『機動戦士ガンダム』そのもの!
自分はず~っと『北の国から=ガンダム』説を唱えている。
スタート時期もほぼ一緒のこの作品、
アムロと純のうじうじさ→男としての成長、
何度もホワイトベース=北海道を抜け出そうとし、
ブライト=五郎に殴られ、反発しながらもがき、
やがて最終回の「帰る場所があるんだ」的なラスト。
非常~に共通項を感じる部分が多々ある。

~~~~~~~~~~~~~~~~~

<ち>「近頃の若者と来たら…。死刑!」

北の国から<ち>.JPG

(『TV 4話』)

雪子おばさんへの肩想いに浮かれる、草太兄ちゃんに向かって一言!
『がきデカ』の死刑をマネる二人がかわいらしい。

~~~~~~~~~~~~~~~~~

<つ>「ついにご兄弟におなりで」

北の国から<つ>p.JPG

(『TV 21話』)

中ちゃんの会社で働く中川。
この中川とクマさんの二人は初期シリーズのレギュラーキャラ。
純と蛍の良き兄貴分であり、このドラマ内の「大人の世界」の住人だ。

スナックのホステス・こごみさん(児島美ゆき)と、
以前、遊びで付き合っていた中ちゃん。そのこごみの次のお相手は五郎!

それを目撃した中川からキツ~イ一言。
「親友がついにご兄弟におなりで。ニヤッ!」
このいやらし~く下世話な笑顔が最高である!

~~~~~~~~~~~~~~~~~

<て>「電気が無い!?電気が無かったら暮らせませんよ!」

北の国から<て>.JPG

(『TV 1話』)

第1話!エネルギッシュ過ぎる五郎が強引に子供二人を連れて北海道へ。
そして廃屋を直して住むという強烈な力技を披露!

「電気が無い!?」と驚く純に、
「そんなことないですよ~」と返す五郎。

純「夜になったらどうするの!」
五郎「夜になったら寝るんです!」
純「寝るって…じゃあ勉強とか~!」
五郎「ランプがあります!いいもんですよ~!」と、
ゴーイング・マイ・ウェイっぷりを見せつける!

~~~~~~~~~~~~~~~~~

<と>「ドキドキしていた」

北の国から<と>.jpg

(『'87 初恋』)

片想いの相手・れいちゃん(横山めぐみ)と会話に成功!
その時、急に雨が降り…、空き小屋に逃げ込んで二人っきり!!
雨に濡れたので上着を脱ぎ…。という夢のようなシチュエーション。

ここで二人は「尾崎豊ファン」という事で意気投合。
二人の関係は、両想いへと発展していく。
そんな純の心の声が「ドキドキしていた…」である。

そりゃ~~そうでしょう!
なんせこの時のれいちゃんの可愛さは神懸かり的。

北の国から<と>p.jpg

「ドキドキしていた…」や「ドキンとした…」は、
倉本調ナレーションとして何度も多用されるセリフであるが、
やはりこのシーンのインパクトは大。

~~~~~~~~~~~~~~~~~

<な>「涙が出る…。本当に涙が出る…」

北の国から<な>.JPG

(『'92 巣立ち』)

厳しい大工の棟梁役を、大地康雄が好演!
『巣立ち』のみの登場だったのが惜しい。

自ら井戸を掘って作った大浴場。
凍っていたお湯を温めに行った五郎。
アクシデントが起こって下半身に木材が落ち、身動きが取れなくなってしまう。
吹雪の夜ゆえに徐々に気温は下がり、絶体絶命のピンチが訪れる!

深夜、行方不明となってる父を探す純。
そこへ棟梁がやってきて山へと連れて行くと、瀕死の五郎が発見される…。

翌朝、棟梁のおかげで助かったと礼を言う純と蛍。
だが棟梁は表情を一切変えず、
「それは違うよ。オレのおかげなんかじゃない。」
「アイツは自分で生きたんだ。お前ら若いモンにこの真似ができるか。
お前らだったら、すぐあきらめとる。すぐあきらめて…とっくに死んどる。
アイツはすごい…たった一人で…。オイラ、涙が出る。本当に、涙が出る。」

と、淡々と語る棟梁。その目に涙が浮かび、
心からの五郎への敬愛がにじみ出る。
この芝居のウマさ!泣かされました!
個人的にシリーズ中でも1、2を争う感動シーン。

~~~~~~~~~~~~~~~~~

<に>「二年半か…。儚い丸太小屋だったねえ~」

北の国から<に>.jpg

(『'84 夏』)

TVシリーズ後半から作り上げ、
最終回で完成した「夢の丸太小屋」だったが、この回で全焼!!!

倉本脚本おなじみの「アクシデント回」である。
こういったパターン多過ぎ!

でも五郎の不屈の魂、そして「DIY精神」は常に熱い。
文明の中ではなく自然と共に生きている人間だからこそ、
こうした不幸を受け止め、諦め、次に進む力を持っている。

涙を浮かべながら「儚い丸太小屋だったねえ…」と、
中ちゃんにこぼす五郎の切ない清々しさに泣かされる。
そして「一から出直しだぁ。また、やり直しだ」と、
達観したかのような言葉が胸に来る!

撮影では実際に丸太小屋を豪快に放火し、
『西部警察』ばりにド派手に燃やしてみせた。
杉田監督も「見事な火事!」と大満足だったとの事。

~~~~~~~~~~~~~~~~~

<ぬ>「抜くなよ!」「抜くか、そんなもん!」

北の国から<ぬ>p.JPG

(『'83 冬』)

久々に再会した正吉。だが…彼はオトナになっていた!
「オレもう一本よ、生えて来たからよ、ちんぽに毛が!」

「え~~~!」と驚く純。
「見して見して!見してくれよ!」と懇願。
「もう一回!」「もう一回!」と、三回くらいリクエスト!

「抜くなよ!」「抜くかそんなもん!」
ってセリフはもしかしたらアドリブかも(笑)

「お前まだ全然?楽でいいよな~」と、勝ち誇る正吉であった。

~~~~~~~~~~~~~~~~~

<ね>「寝ちゃダメ」

北の国から<ね>.JPG

(『'92 巣立ち』)

吹雪の中、身動きが取れない五郎。そこへ現れる令子の幻!!
いしだあゆみさんがTVシリーズ以来の出演。
幽霊なのに老けてるのは許してね!

五郎は半ば、諦めかける。「もう純と蛍は巣立っていった。
オレなんかいなくてももう大丈夫だ…」と。

だが令子は「まだダメ…。あの子たちにはまだあなたが必要…」と言い、
五郎に勇気を与えて消えてゆくのだった。

~~~~~~~~~~~~~~~~~

<の>「農家に久しぶりに嫁に来てくれることを、
あんなに喜んではしゃいでるあいつら見て…、
ワシそれ見てね…、何も、言えんかった!」

北の国から<の>p.JPG

(『'92 巣立ち』)

長セリフの「の」。
要するになかなかイイセリフが見つからなかったのです…。

雪子への片想いを諦め、アイコ(美保純)と結婚する事になった草太。
アイコは妊娠中の身重だというのに、
超ド派手な結婚式を屋外の大平野で開催する青年部の面々!
(農村青年部の面々はガッツ石松、小松政夫、笹野高史といった濃いメンバー)

父・清吉(大滝秀治)はひたすら来賓客に、
「すみませんね~。バカで!本当にバカで!」と、バカ連発!

妊婦をトラクターに乗せ、何やかんややってたら転落。
そして流産という結果に…。

アイコを見舞った五郎。
アイコは「おじさん…草ちゃんを慰めてやって…」と、自分の事より夫を心配する。

そして清吉は「あのバカ!こういう結果になる事は誰でもわかる…」と言いつつも、
このド派手でバカな結婚式を止められなかった、
何も言えなかった…と涙と微笑が混じった声で言う。
大滝さんの味わい深い芝居。それを聞く邦さんの顔もたまりません。

北の国から<の>pp.JPG

~~~~~~~~~~~~~~~~~

<は>「バスかい?」

北の国から<は>.JPG

(『'98 時代』)

正吉と蛍の結婚式当日、草太が手配したリムジンが到着!
それを見た五郎の一言。「…バスかい?」

~~~~~~~~~~~~~~~~~

<ひ>「人のいいのも、いい加減にしろよ!」

北の国から<ひ>.JPG

(『'87 初恋』)

TVシリーズの初期から『夏』『初恋』くらいの五郎は、ギラギラしててピリピリしてた!
キレやすい性格というか…。(その後、性格崩壊!)

あまりにもお人好しなレオナルド熊に対し、
「人のいいのもいい加減にしろよ!あいつはアンタに何て言ったんだよ!」と大絶叫!
顔のひん曲がりっぷりが、ザ・邦衛!

散々迷惑かけられた相手に救いの手を差し伸べるレオナルド熊。
それは優しさというより、単に馬鹿…。
叱責された時の表情が最高過ぎる!石倉三郎にツッコまれた時のような顔。

北の国から<ひ>p.JPG

~~~~~~~~~~~~~~~~~

<ふ>「富良野が誇る往年の番長が、ズラッと四人揃ってた」

北の国から<ふ>.JPG

(『'89 帰郷』)

東京での荒んだ生活に疲れ、富良野に帰郷した純。だが髪の毛の色が茶髪に!

五郎は草太に「お前、こういうの慣れてるだろ?」と、
何とかしてもらう事に。そこでシンジュク(布施博)、
新吉(ガッツ石松)、クマさん、草太がズラリと集合。

純が起床したらこの連中がニコニコしながらズラリ。
雑談をしつつ純に油断をさせといて、唐突に捕獲!
すぐさまガッツが髪の毛を掴み、「剃るか!黒く染めるか!」と迫る!

そして強引に黒く染め上げるのだった。
ギャグ的なシーンだが実に素晴らしいシーン(笑)

北の国から<ふ>pp.JPG

この四人の顔を並べたTシャツが欲しいくらいだ!
そこに「Paint it Black!」って書いて、ローリング・ストーンズ風のカッコイイデザインで。
ぜひとも公式グッズで出しとくれ!

~~~~~~~~~~~~~~~~~

<へ>「ヘナマズルイ」

北の国から<へ>.JPG

(『TV 5話』)

偏屈ジジイの杵次を「ヘナマズルイ!」と評する中ちゃん。
この地域の方言だそうです。

三段階評価で最上級の性格の悪さを表すお言葉!
※ズルイ→ナマズルイ→ヘナマズルイ

~~~~~~~~~~~~~~~~~

<ほ>「骨までしゃぶるか~っ!」

北の国から<ほ>2.JPG

(『'98 時代』)

「チョイ役に良い役者パターン」がまたしても炸裂。平泉成の登場だ!

経営者として暴走する草太。麓郷の農家をしきりまくり、
借金を出した若き農家を責めまくり「ここから出て行け」と言う。

飲み屋で純に「オレに協力しろ」と頼む草太。
だが「最近の草太兄ちゃんは間違ってる」と拒否。

そこへその農家の知人のオッサン(平泉成)が表れ、草太に怒声!
「大したもんだ!」「失敗したら、骨までしゃぶるか~!」とキメる!
夜逃げした農家の土地をゲットし、
ついでにトラクターを安価で売り捌いた草太への皮肉である。

~~~~~~~~~~~~~~~~~

<ま>「豆~!ま~め~!マ~~メィ~~~!!」

北の国から<ま>.JPG

(『'83 冬』)

名優・笠智衆演ずる沢田松吉の凄まじきシャウトが雪原に響き渡る!
鬼気迫る芝居に戦慄しつつも、ドアップの時には笑ってしまう!
それくらいスゴイ場面である。

五郎の父や杵次と共に、麓郷を開拓した伝説の男。
それが沢田松吉!「東京で事業家として大成功し、
このたび富良野へ帰って来た」という事で大歓迎パーティーを開いてもらう。
その席で歌う『あざみの歌』の哀愁がたまらん。

だが松吉さんは実はボケていた。
富良野で女遊びをしまくって借金まみれになり、東京へ逃げたというのが真実。

借金を背負わされた五郎に対し「ワシが金を出してやる」と豪快に言い放つが、
孫の風吹ジュンに「そんなお金なんて無いの!」と、真実を叫ばれて呆然とする。
その時の表情が絶妙過ぎる!ホントにボケてるのでは…という素晴らしき表情。

孫にそんな事を言われた松吉は、
「富良野にまた豆景気を起こす!」と胸のエンジンが点火。
かつて豆で一財産を得た過去がフラッシュバックして、
雪原に飛びだして豆を撒き始める…。
幻の中で畑一面に広がる豆を見てエキサイトする松吉!
突然「マ~~~メ~~~~!」とシャウトするのだった…。

北の国から<ま>p.JPG

怖過ぎるわ~~。その後、この人がどうなったのか、
よくわからんままドラマは終わっちゃうし。

~~~~~~~~~~~~~~~~~

<み>「宮沢賢治!」

北の国から<み>.JPG

(『TV 2話』)

第一話から登場する、愛称・クマさん!
中畑木材の従業員であるが、いつも五郎のために協力。
結構、身を削ってると思う…。

コワモテフェイスだが穏やか。
いつも冷静な視点で物事を見つめる男。
初期・北の国からに欠かせないキャラである。
彼がいないと寂しくてしょうがない!

そんなクマさんは純や蛍の良き兄貴分。
作業中、唐突に「ぎんがぎがの~」とつぶやく。
純に「何ですか、それ?」と聞かれ、「宮沢賢治」とニヤリ。…教養のある男!!

~~~~~~~~~~~~~~~~~

<む>「昔の事、消せるケシゴムがあるといい…」

北の国から<む>p.JPG

(『'95 秘密』)

「'95 秘密」で初登場した、純の新恋人・シュウ。
演ずるは90年代を代表するアイドル女優、宮沢りえ!

異常なまでの甘えボイスとアンニュイさで、
浮世離れしたキャラになっちゃってるシュウ。
杉田監督の濃いこだわりが如実に表れているかのよう!

宮沢りえといえば絶頂期にヌード写真集を出し、
貴乃花との婚約→解消騒動、激ヤセなどなど色んな過去を持ってる人である。

そんな宮沢りえ本人の持つ過去と、シュウの持つ過去がオーバーラップするかのように、
作中で「過去=秘密」が大きく重い物として響いてくる。

シュウにはAV女優をしていた過去があり、
知った純はレンタルビデオ店にて探し出し、
(当時、北海道にあったサンホームビデオ!)
ショックに打ちひしがれるのだった。

以降、ギクシャクする純とシュウ。
シュウの事を気に入ってる五郎と、五郎を心から敬愛するシュウ。
シュウは「昔の事を消せるケシゴムがあるといい…」とポツリ。

やがて五郎とシュウは温泉に行き、そこで改めて言葉を聞くのだった。
「昔の事がね…引っかかってるみたい。私の、人に言いたくない昔の事…。」

北の国から<む>pp.JPG

人に言いたくない昔の事…。それはもしや『ドリームラッシュ』の事ですか…?
あの凄まじい歌唱っぷりこそ消したい黒歴史かもしれんな…。

~~~~~~~~~~~~~~~~~

<め>「メロメロドラマじゃないですか?」

北の国から<め>.JPG

(『TV 6話』)

ガキの頃の蛍と純はやたらマセておるのが特徴であり、
そこが微笑ましいトコでもある。

草太の雪子おばさんへの片想いを、
すべて理解&把握したうえで高見の見物をして楽しむ。
「これはメロドラマですねえ~」とニヤニヤする蛍。
「メロメロドラマじゃないですか?」と返す純!

~~~~~~~~~~~~~~~~~

<も>「森の妖精」

北の国から<も>2.JPG

(『'98 時代』)

すったもんだがあったもののシュウの過去を受け入れて、
「'98」ではうまく行ってた二人。

そんな二人が行ったラブホテルが「森の妖精」である!
もちろんホントにあるホテルです。
タイアップではないだろうけど堂々たる宣伝っぷりが最高。

http://www.love-yoogle.jp/a/p011_i31661.html

コンテナ的な各部屋が並ぶ、田舎の郊外にありがちなタイプ。
純とシュウは満室が開くのを待ち続けるのだった。
田舎はヤる事が少ないからラブホだけは大盛況なのか…。

ちなみに「'98」ではシュウの父親として、室田日出男が登場!
満を持して出て来た倉本ファミリーの一員だ。
邦衛とは『仁義なき戦い』の槇原&早川の関係でもある。
だが絡みはナシ。残念…。

(※参照=「ファイターズかるた」
純がシュウ家を訪問した際に、ブルックスのホームランに興奮する珍シーンについて。


~~~~~~~~~~~~~~~~~

<や>「やるなら今しかねえ~」

北の国から<や>.JPG

(『'92 巣立ち』)

『北の国から』全シーンを通してもトップクラスに有名な名シーン!

丸太小屋を自作しようとした五郎だが、
純が裕木奈江をはらませてしまい、その代償に「誠意」としてお金を払った。
その金は丸太を全部売って作ったもの。

丸太を失い、今度は捨ててある石を作って家を作ろうとする五郎。
さらには「自分で井戸を掘る」とメチャクチャな事を言う。
中ちゃんに「無理だ!」と心配されるのだが、
突然「ぃやぁるなら、今しかねぇ…」と五郎に詰め寄られる!これは怖い!(笑)
すっげ~顔で絶叫しまくり、思わず素の地井武男が笑いを噴き出しちゃうほど。

「大正漢方胃腸薬」の時の「カンポカンポダンス」のように、
歌いながら踊る五郎!!

北の国から<や>p.JPG

「知らんべな中ちゃん!遅れてるもな!な、ながみぞ、つよしだ!」

東京のラーメン屋で流れてた、
長渕剛の『西新宿の親父の唄』に激しくインスパイヤされた五郎の熱いシーンであります。

それにしても五郎の「DIY」っぷりはスゴイ。
「Do It Yourself!」と書いた五郎のTシャツを公式グッズで出してもらいたいもんだ。

~~~~~~~~~~~~~~~~~

<ゆ>「UFOだ!」

北の国から<ゆ>.JPG

(『TV 14話』)

純くんにとって色んな事が起こる時期。
母が病気になり見舞いで東京に行ったり、思春期で性の目覚めを感じたり。

この日の夜、純は正吉と共に出かける。
農家の若い嫁が夜な夜な「変な声」を出してるのを聞きに行くために!
五郎には「星の勉強をしに行く」と嘘をつく。

だが蛍がついてきてしまう。
いつの間にか山の辺りにまで来てしまう三人。
すると突然空が光って…!
「UFOだ!!」と叫んだ三人は謎の光を追いかける。

まったくもってワケわからんUFO騒動!!
ここだけやけにSFチックで、これと言った回答はナシ。
倉本さんがこういった超常現象にハマってたのだろう…。

~~~~~~~~~~~~~~~~~

<よ>「四畳半号」

北の国から<よ>2.jpg

(『TV 18話』)

みんなでいかだ下り大会に出場!
中ちゃん家は木材屋だけあって、立派ないかだで登場。
その名も「四畳半号」だ!

五郎の作ったいかだは脆そうなので、純、蛍、雪子はトンズラ!
スネる五郎は、つららの兄・吉本辰巳と共に、
男二人で「返せ!北方領土号」に乗り込む!

実際に行われたいかだ下り大会にキャスト本人がガチ参加したこのロケは、
ところどころで素の表情が見れたり、ニュース映像的な感じにもなっている。

五郎はここで恋のお相手・こごみさんと出会うので結構重要な回でもある。

~~~~~~~~~~~~~~~~~

<ら>「ラベンダーなんか見ていなかったんだ…」

北の国から<ら>.JPG

(『TV 17話』)

正式に離婚が決まった五郎と令子(いしだあゆみ)。
最後の思い出作りのため、令子は富良野へやって来る。

でも何とな~く重い雰囲気…。そりゃそうだ。
「本当の事言うと胸がいっぱいでラベンダーなんか見ていなかったんだ…」
という、純くんの切ない気持ちが痛々しい…。

富良野のラベンダー畑(ファーム冨田)は自分も行った事がありますが、
観光シーズンだったので人だらけ!
せっかくいしだあゆみのマネして写真を撮ろうと思ったのに。

北の国から<ら>p.JPG

~~~~~~~~~~~~~~~~~

<り>「涼子先生…どこにいるんですか?とっても先生に会いたいんです」

北の国から<り>pp.JPG

(『TV 24話』)

原田美枝子演ずる涼子先生。とっても素敵なキャラクター。
個人的には『北の国から』内のアイドル!
一番好きな登場人物かもしれない。

まあ『北の国から』なので、平和なキャラではいられないのですが…。
(都会の進学校で教師をしていた頃、生徒が自殺するという事件を経験)

涼子先生のとってもアンニュイな雰囲気。
そしてゆる~い授業っぷり。生徒と共に遊ぶ無邪気さ。
東京から来たばかりの純は「どうなってるんだ、この先生!?」と、
涼子先生のスタイルについて行けず、もっとちゃんとした勉強をしたがる。

やがて純も富良野の生活に慣れて涼子先生になつくようになるが、
やがて小学校が統廃合されてしまう。それを機に涼子先生も転任してしまった。
涼子先生がいなくなった事を知って呆然と、喪失感にさいなまれる純。

その後、母の葬儀のために東京に行った際、かつての担任の先生に遭遇。
その先生は「勉強はどうだ?」「成績は?」と、そんなハナシばかり…。

「寂しかった…。何がかわからない。」
「この先生を昔、好きだった。だけど今、先生が違って見えた。
きっと先生が変わったんじゃない。僕の方が変わったんだ。
…先生。涼子先生。どこにいるんですか。とっても先生に会いたいんです…。」

このセリフは泣けた!
涼子先生との想い出のシーンと共に純のナレーションが響く。

純が都会でのガツガツした暮らしから、
北海道でののんびりした暮らしに純が染まっていった事の証である。
そして北海道の生き方を選んだ証でもあるのだ。

結局、涼子先生とは切ない別れ方をして、
その後も会えずじまい。ず~っと登場してなくて、
ファンとしては再登場を期待していたのだが、
『2002 遺言』でついに復活!感動の再会を果たすのだった。

~~~~~~~~~~~~~~~~~

<る>「る~るるるる~」

北の国から<る>.JPG

(『TV 24話』など)

『北の国から』といえばコレ!
キタキツネを呼ぶ時の「る~るるるる~」という声だ。
邦衛のモノマネをする時にも多用されるセリフの一つ。

蛍はキタキツネを餌付けしてたけど、実際はエキノコックスも怖いので、
あんまし近づいたり触ったりしない方が良いよ!

~~~~~~~~~~~~~~~~~

<れ>「レコードがかかってる!」

北の国から<れ>2.JPG

(『TV 4話』)

東京で暮らしていた時の回想シーン。
母・令子の仕事場である美容院へ、五郎と蛍がウキウキで遊びに行くのだが…。

ここでも『北の国から』の法則が発動。
そう!ウキウキしてる登場人物をどん底に突き落とす法則である!

美容院から流れてくるのはハイファイセットの『フィーリング』。
「レコードがかかってる~!」と蛍。
そしておもむろにドアを開け、令子を驚かそうとする二人。

だがそこには、情事の直後の令子が…!

北の国から<れ>2pp.JPG

不倫を見られたら…、あなたならどうする!
泣くの?歩くの?死んじゃうの?
http://www.uta-net.com/song/286/

…思わず蛍の目を隠し、逃げ去る五郎であった。
不倫ソングである『フィーリング』が虚しく響く…。

結果的にこの不倫を許せなかった五郎が、子供2人を連れて北海道へ行く。
蛍にとってもこの目撃はトラウマであり、ず~っと脳裏に残っていた。
なのでしばらくは母から心が離れていたのだ。

でも蛍は「'95 秘密」で不倫…。母親の血を引いちゃってましたね…。

~~~~~~~~~~~~~~~~~

<ろ>「麓郷の事はみんな忘れた」

北の国から<ろ>p.JPG

(『TV 21話』)

松田美由紀演ずる吉本つらら。
個人的には『北の国から』で最も切ないキャラだと思う…。

草太の恋人として登場するが、
草太は東京からやって来た雪子にアッサリと一目惚れ!
わかりやすさ爆発で雪子への想いを堂々と発散する草太!

そしてないがしろにされていく、つらら…。
つららは純粋で天真爛漫で、純や蛍とも同じ目線で遊べる女の子。
ドラマ内では「大人」ではなく「子供」の部類のキャラだ。
(草太も同様に「子供」キャラ。雪子はやや大人)

つららは草太に捨てられる事で、平和だった人生が思いっきり変わってしまう。
突然失踪し、やがて清吉によって札幌で発見された時には、
トルコ(ソープ)嬢になっちゃってた。

そして純と雪子と久々に再会し、
「麓郷の事はみんな忘れた…。もう昔の事。遠い昔。」と、
都会での優雅な生活を謳歌してる事を告白する。
(純には「ファッション関係の仕事」と言い、
「わお!どうりで垢ぬけちゃってると思った!」と言わせる)

「農家の暮らしは素晴らしくそれが人間の本来の姿だと思う」
と言いつつも「私はもう戻らないですけどね」と、
田舎から都会へ逃げる生き方もある事を倉本さんは教えてくれる。

そんなつららさんですが、実生活では既婚の松田優作の不倫によって恋を結び、
いわゆる略奪婚をしちゃったわけで、つららさんとは正反対!
現在息子さんたち(松田龍平、松田翔太)が大活躍!何よりでございます。

~~~~~~~~~~~~~~~~~

<わ>「私の帰る場所、無くなっちゃった…」

北の国から<わ>2.JPG

(『'83 冬』)

これまた哀しい女、笠松みどり。
正吉の母親であり、五郎の幼馴染み。
あっけらかんとして、啖呵を切るタイプの男らしい女性。
いつも父・杵次とケンカをするが、性根の優しいお方である。とっても魅力的。

NHK朝ドラのヒロインとしてブレイクし、
新人時代に紅白歌合戦の司会までした女優だ。
(近年の松下奈緒とか堀北真希とかの先駆け)

令子の事で五郎を責める草太を叱りつけたり、
杵次の葬儀で清吉の言葉に切なそうな表情を見せたり、
みどりの存在感はなかなかに大きい。それは林さんの芝居の凄みでもある。

『'83 冬』では借金を負って逃げてしまい、
その保証人を五郎に頼んだ事で、五郎が借金を丸ごと背負わされる事になる…。
五郎がものすっごく迷惑をかけられちゃうのである!
ただでさえ正吉の養育もやらされてるのに!

中ちゃんは激怒。みどりは「富良野から出て行け!」と追い出される。
夜、ひっそりと去ろうとするみどりを呼び止める五郎。

「もう来れない。裏切ったんだもん。もう故郷じゃない…」
「私の帰る場所、無くなっちゃった…」と嘆くみどりに、
「そんな事言うなよ」「故郷はここだよ。いつだってあるよ。
そして「金の事なんてもう忘れろよ。」と言うのだった。

北の国から<わ>2p.JPG

「五郎ちゃんは何でそんなに優しいの…」と泣くみどり。
そして流れる中島みゆきの『異国』!!たまらん。
…五郎の持つ器の大きさに泣かされる!

~~~~~~~~~~~~~~~~~

<を>「男は、誰だって、何と言われようと…、戦わなきゃいかん時が、ある」

北の国から<を>.JPG

(『'89 帰郷』)

これまた超有名な感動シーン!
東京生活で心も体も傷ついた純が富良野に逃げ帰る…。

そこで五郎の大きさ、凄さを改めて実感する。
『'87 初恋』では純が反抗期を迎えたが、
ここから純は一気に五郎イズムに染まっていく。
五郎と純の気持ちが似てきて、通じ合うようになるのだ。
(逆に蛍は、あんなにパパっ子だったのに離れて行く…)

風呂に入る五郎。外で薪をくべる純。
純は東京での様々な事を涙ながら告白。

五郎がくれた泥のついた一万円札を同僚に盗まれ、そいつを殴ってしまった純。
傷害事件を起こしてしまった。純はその一万円の事は言わず、
「大事なものを盗られたから…」と言う。

それに対し、大きい器で受け入れる五郎!
「なら仕方がないじゃないか。男は、誰だって、何と言われようと、
戦わなきゃいかん時が、ある…」淡々と、かつ力強い田中邦衛の芝居が胸に迫る。

~~~~~~~~~~~~~~~~~

<ん>「ンだべな!いるべな!周りがほっとくわけねえもんな!」

北の国から<ん>ppp.JPG

(『TV 5話』)

雪子に一目惚れした草太。
純に「コレ(親指を立てて)、いるのか?」
「いたみたいですよ」とサラリと答える純。

「ンだべな!いるべな!」と、
北海道弁丸出しで残念がる草太であった…。
岩城滉一の大げさな北海道弁はなかなか良い。

でも我々道産子から見ると、一番北海道弁がうまいのは、
中ちゃんの奥さん役の、日活出身女優・清水まゆみさんだ。
調べてみたら北海道人だった。やはりネイティブだったか!

~~~~~~~~~~~~~~~~~

以上。北の国からかるたでした。最初に思いついてから2年以上かかったネタ…。
でもまだまだ書ききれない名セリフがたくさんあるので、いつか続編を!

~~~~~~~~~~~~~~~~~
------------------------------

posted by 一番星、 at 18:04| Comment(10) | TrackBack(0) | 日記 | 更新情報をチェックする

2014年12月01日

[仁義なき戦いかるた・完結篇]

(このネタは2011年1月1日に書いたものです)

------------------------------

「女子力」や「女子会」といった言葉が流行した2010年。
そのせいか世の男たちも軟弱になってしまっている!

男くささに満ち満ちた映画『仁義なき戦い』を見て、
「男子力」を磨きやがれ!!

男がしのぎ合い、にらみ合い、だまし合い、ド突き合う!
…それこそが「男子会」なのだ!!

------------------------------

以前『仁義なき戦い』の名セリフかるたを書いたのだが、
まだまだいっぱい良いセリフがあり、燃え尽きない気持ちでいっぱい…。

そんな時、早川(室田日出男)の声が心に響いた!
「バカたれ、コイツ!一回書いたくらいで、
仁義マニアが喜ぶ思うちょるんか!?」と…。

仁義かるた バカたれコイツ!.jpg

ってことで『仁義なき戦い かるた』PART2です。
でもサスガに「あ」~「ん」の二度目の選定はしんどかった。
第三弾は無いでしょう…。ってことで今回のかるたを、
『仁義なき戦いかるた・完結篇』と銘打とうと思います。

※今回も全五部作からの選定。
第一作『仁義なき戦い』
第二作『仁義なき戦い 広島死闘編』
第三作『仁義なき戦い 代理戦争』
第四作『仁義なき戦い 頂上作戦』
第五作『仁義なき戦い 完結篇』

細かい説明は前回のネタを参照していただくとして、
早速行ってみましょう!

------------------------------

<あ>「明日の朝、散髪してから…」

仁義かるた<あ>2.JPG

<第一作 / 上田透(伊吹吾郎)>

最近はバラエティなどでも、いかつい顔で大活躍中の伊吹吾郎!
誠実で真面目そうなお人柄。
このセリフには、そんな伊吹さんの誠実さが爆発!

山守親分から「折り入って話がしたい」と電話を受ける伊吹。
そこで何となく「怪しい!」と思うことなく、
「わかりました」と言っちゃう伊吹さんなのである。
しかも「明日の朝、散髪してからそっちに回ります」と、
居場所までご丁寧に知らせちゃう始末。

その結果…。

山守親分からの刺客、渡瀬恒彦&川谷拓三の襲撃を受け、
シェービングクリームを付けたまんま絶命!嗚呼…!

仁義かるた<あ>2ppp.JPG

余計な事を言わなくてもよかったのに…!
っつーかその短い髪を、なぜ更に切ろうと思ったんだ!?
伊吹さん、2010年の現在もおんなじ髪型なのが素敵。

------------------------------

<い>「いつワシが跡目を口にした!?」

仁義かるた<い>3.jpg

<代理戦争 / 江田省一(山城新伍)>

「跡目(あとめ)」とは、次期親分の座の事。
そのイスを射止めるため、しばしば抗争が巻き起こるのだ。
松永(成田三樹夫)に「跡目への色気」を指摘され、
思いっきりキレる江田!素晴らしい表情!

このシーンにおいて、
山城新伍はグラサンをバッと投げ捨てる。
この軌道が見事なんだわ!

仁義かるた<い>3pp.jpg

何回も何回も巻き戻して見ちゃうほどキレイな飛びっぷり。
真後ろに向かって、ビューンと飛ぶグラサン。
バックネット方向に飛ぶファウルボールの軌道と酷似!
(タイミングが合ってる時のファウル)

シドニー五輪・女子マラソンの時の高橋尚子が、
サングラスを投げ捨てたシーンに匹敵するカッコ良さです。

------------------------------

<う>「馬のションベンいらんなら、ホンマのションベン飲ましたろか!」

仁義かるた<う>.JPG

<第一作 / 広能昌三(菅原文太)>

出ました!文太兄ィのドスを利かせた名セリフ!

伊吹吾郎演ずる上田が、山守組の博打場で難クセをつける!
ビールを飲ませて落ち着かせようとするが、
「何じゃコレは!馬のションベンか!
ビールなら、もちっと冷(ひ)やいの持って来いや!」

文太はついにキレて「ホンマのションベン飲ましたろか!」
と絶叫して乱闘となるのである。

そんな文太さん、現在「キリンラガービール!」のCMに出演中!
「ホンマのションベン飲ましたろか!」と言い出しそうで怖い。
(言わないっつーの)

------------------------------

<え>「えっふえっふ!うぇっふうぇっふ!
ゴッホゴッホ!ウヒー!ヒー!」

仁義かるた<え>3.JPG

<頂上作戦 / 藤田正一(松方弘樹)>

結核を患うヤクザという役柄の松方弘樹。
尋常じゃないくらいオーバーに咳をして苦しみまくり。

このやり過ぎ芝居を3Dメガネをかけて見てみたい!
きっと松方のツバが飛び出して来るだろう。

------------------------------

<お>「おお!いつでも買(こ)うちゃるけん!来いや!」

仁義かるた<お>1.JPG

<頂上作戦 / 吉倉(岩尾正隆)>

このシーンのメインキャラ小林旭の隣で吠える男!!
それが岩尾正隆!!すっげ~顔面!!

東映の脇役専門俳優として数多くの映画に出演。
後に川谷拓三、室田日出男、小林稔侍らと共に、
「ピラニア軍団」を結成した。

松方弘樹からケンカを売られ、
「おお!いつでも買うちゃるけん!」と、この顔。
小林旭がカッコ良くセリフをキメてる時も、
常に強烈な顔面でガンを飛ばす岩尾!

------------------------------

<か>「カバチばっかり垂れて、
一向に立ち上がりゃせんのですけん…」

仁義かるた<か>.jpg

<代理戦争 / 槙原政吉(田中邦衛)>

「カバチ」とは広島弁で「屁理屈」とか
「口だけ」とか、そういった意味の方言。

文太、三樹夫、新伍らに裏切られた邦衛…。
山守親分に泣き言を告げ口。何て憎々しいんでしょう!(笑)

山守(金子信雄)と槙原(邦衛)は、
この作品における二大悪党と言っていい。
でも…二人ともコメディアンの要素が強いので…。
こんな悪い相談してるシーンにも緊迫感が無い!

------------------------------

<き>「キャバレー・ハレム爆破事件」

仁義かるた<き>.JPG

<頂上作戦>

キャバレー・ハレム!
いかにも怪しそうで、黒そうなネーミング…。
そんな山守が経営するキャバレーが襲撃されちゃいました!

襲撃したのは小林稔侍ら!
藤田(松方弘樹)主導の元、バヤリース爆弾をブチ込む!
若い頃の稔侍のギラギラ感はハンパじゃないぜ。

仁義かるた<き>p.JPG

------------------------------

<く>「くそポリ~!」

仁義かるた<く>.JPG

<広島死闘編 / 大友勝利(千葉真一)>

凶悪で凶暴な野獣男、
大友がついに逮捕!ポリスたちへ「こんクソ!」と暴言しまくり。

「クソポリ」ってのは名言だなあ…。もちろん千葉真一のアドリブである。
この逮捕シーンは千葉ちゃん曰く「ガチの喧嘩」だったとの事。

------------------------------

<け>「外道がひょっとこ面しおって!頼りにならんいうたら!」

仁義かるた<け>.JPG

<第一作 / 山守義雄(金子信雄)>

「全員で殴り込みじゃ!」と文太&梅宮が気勢を上げる中、
ビビりまくって尻込みする他の連中…。

その中でも槙原(邦衛)はウソ泣きまでして、
殴り込みに行きたがらない…。
山守は「頼りにならん!」と怒り心頭…。
邦衛を見つめるその顔がすべてを物語っております。

ちなみに邦衛を指しての「ひょっとこ面(づら)!」は、
金子信雄のアドリブ!!何てヒドイ!!(笑)

------------------------------

<こ>「コーヒーじゃ!」

仁義かるた<こ>.JPG

<第一作 / 新開宗市(三上真一郎)>

喫茶店にて注文する新開。ドスを利かせて「コーヒーじゃ!」
ウエイトレスさんも「…ハイ」とビビる。
やっぱヤクザ映画の注文はこうじゃなくては。

以下の「~じゃ!」も忘れてはなりませんね。

「武田じゃ!」
(小林旭演ずる武田が、電話に出る時)

「チェックじゃ!」
(飲み屋でおあいそしてもらう際の広能組のチンピラ)

------------------------------

<さ>「盃が無いけん、これで腕切って血すすろうや」

仁義かるた<さ>p.JPG

<第一作 / 若杉寛(梅宮辰夫)>

ムショの中で兄弟盃を交わす辰兄ィと文太!
盃が無いので、隠し持っていたナイフで腕を切って、
クロスしてちゅ~ちゅ~吸うのである!

「仁義なき戦い」以前の正統派任侠映画では、
このようなテイストがそこかしこにあった。
「仁義~」のこのシーンは第一作の冒頭部分なので、
まだまだ任侠映画の残り香が漂っていたのでしょう。

------------------------------

<し>「新車に乗り換えるか!」

仁義かるた<し>.jpg

<頂上作戦 / アイコ(堀越光恵)>

岡島(小池朝雄)の女、アイコ。
武田(小林旭)に向かって「新車に乗り換えるか!」とジョーク発言。

「新しい男」を「新車」と例える魔性っぷり!(笑)
『仁義~』に出てくる女性は実にしたたかで、そして欲望に弱い!

それにしてもアキラを新車に例えるのはナイスセンス。
「自動車ショー歌」を歌ってる人だし…。

------------------------------

<す>「少ないけど」

仁義かるた<す>.jpg

<代理戦争 / 岩井信一(梅宮辰夫)>

第一作で若杉を演じ、壮絶死を遂げた梅宮辰夫…。
第三作では岩井として復活!
今度は眉毛を豪快に剃り落として!!不気味、この上ナシ!

広能(文太)がプロモーターとしてプロレス興行を広島で主催。
たまたま立ち寄った大阪の大組織幹部・岩井がご祝儀を持って来るシーンである。

梅宮が右腕を後方に掲げると、その舎弟があうんの呼吸で祝儀袋を渡す。
そして「少ないけど」と梅宮。この抜群のコンビネーションがたまらん!

こういった細かい描写は深作監督の得意技だ。
舎弟ヤクザを演ずる人たちの芝居を見てるだけで面白い。
(親分がタバコをくわえた時に、自然にライターを出す仕草や、
鍋を囲んでる時に、ナイスバランスでよそってあげる舎弟、
客人が来た時にビールを注ぐ舎弟などなど)

------------------------------

<せ>「センズリかいて、仁義で首くくっとれ言うんか!」

仁義かるた<せ>.JPG

<広島死闘編 / 大友勝利(千葉真一)>

下品セリフをたたみかける、
日本映画史上最凶のキャラ、大友勝利!

大友の下ネタは基本的に「比喩表現」である。
なので妙に知性的なのだ。

「センズリかいて」というワードを、
「指をくわえて見てる」「何もせずにじっとしてる」
という意味で使用している大友。

ライバルのヤクザ組織にケンカを売ろうとする大友の、
「黙って敗北を認めろと言うのか!」という心の叫びだ。

「仁義」そのものを否定する千葉ちゃんは、
まさに『仁義なき戦い』の象徴であり、
様式美映画を打ち破ろうとした笠原&深作の声そのもの!

------------------------------

<そ>「そっちはサスガに男の中の男じゃ!
いまどきの若いモンにチンボの垢でも呑ませたいくらいや!」

仁義かるた<そ>2.jpg

<完結編 / 山守義雄(金子信雄)>

仁義用語で「そっち」とは「お前」などの二人称。
凶悪な大友(宍戸錠)をベタ誉め。
「チンボの垢」という表現が実にお下品で素晴らしい!

あえて「爪の垢」と言わないのは、
「男らしさを見習え!」の意味合いが強いからだろう。
これぞ本来の日本語だね!

------------------------------

<た>「弾っちゅうのは当たらんもんじゃのう!」

仁義かるた<た>.jpg

<完結編 / 松村保(北大路欣也)>

アカレンジャーこと誠直也らに命を狙われた北大路欣也!

前日、野川由美子を強引にセックスに持ち込んだモテ男。
その翌朝、ヒットマンらに押し掛けられ発砲される!
命からがら逃げのびた欣也さんの本音の一言である。

------------------------------

<ち>「チンピラ!どこ歩いとるんじゃ!」

仁義かるた<ち>.JPG

<頂上作戦 / (誠直也)>

アカレンジャー!後に子供たちのヒーローを演ずる誠直也のやんちゃっぷりが最高!
「ゴルァ!チンピラ!」と叫ぶ、その低音ヴォイスがカッコ良過ぎだ。
すんげえ迫力顔!これこそが「イケメン」だぜ!

相手は小林稔侍、高月忠、岡部正純の打本会。(東映東京軍団!)

仁義かるた<ち>pp.JPG

高月忠の「マンクソ悪いけん!もういっぺん押し出さんかい!」
というワケわからんセリフの後、街に繰り出した三人であった。
この後、ガチ乱闘!

------------------------------

<つ>「ついてゆけぬ」

仁義かるた<つ>.jpg

<完結編 / 間野(山田吾一)の手紙>

狂獣のようなヤクザ、大友勝利・老年バージョン(宍戸錠)に、
「ついてゆけぬ」という一言だけの手紙をプレゼントする山田吾一!

そりゃそうだ!!賢明な行動と言えましょう。
大友ジョーはキ○ガイだからね…。

その手紙を受け取った大友は、
「捨ててしまえ~。破って捨ててしまえ~」と、
地の底から響き渡るような声で絶望感に浸る…。

------------------------------

<て>「鉄ちゃん…。こんな、こがな事してもろうて満足か?」

仁義かるた<て>.JPG

<第一作 / 広能昌三(菅原文太)>

日本映画史に残る名作「仁義なき戦い」の第一作。
その有名なラストシーン。
盟友であり敵でもあった坂井(松方弘樹)の死…。

その遺影に語りかける文太。
(「こんな」とは方言で「お前」の意)

「満足じゃなかろうが…。のう?ワシもおんなじじゃ…。」
と切なくつぶやくのだ。

すっごくイイシーン!なのに弘樹の遺影が色眼鏡着用!!
そしてこのメンチ!!大爆笑してしまいました!!

仁義かるた<て>p.JPG

------------------------------

<と>「どうかいの~?」

仁義かるた<と>pp.JPG

<第一作 / ヒットマン(西田良)>

矢野(曽根晴美)を狙う坂井(松方)からの刺客!

ストーキングの挙句、
「矢野さんじゃないの!どうかいの~?」と、笑顔で声をかけ、
「ん?」と振り返ったところを豪快にシューティング!
ハチの巣状態で、大げさに回って倒れる曽根さん。

仁義かるた<と>ppp.JPG

それにしても殺し方が適当過ぎる!
「どうかいの~?」っていうセリフのチョイスも乱雑!
その豪快さがたまりません。

曽根晴美の顔面力もすげえ。こんな表情で車に乗るか!?
「怖い顔」というのは、「面白い顔」と表裏一体!

仁義かるた<と>.JPG

------------------------------

<な>「なあ…、またにしようや」

仁義かるた<な>.jpg

<完結編 / 佐伯明夫(桜木健一)>

若きヤクザ、桜木健一!
「柔道一直線」「刑事くん」の青春アイドル桜木が『仁義なき戦い』に登場。

槙原(田中邦衛)を殺ってしまおうと、そのスキを仲間と共にうかがうものの、
ビビって「なあ…またにしようや…」と泣きながら失禁してしまう桜木健一。

それを見た仲間(現、声優の麦人)は、「ワシが殺る!」と暴走。
嗚呼!邦さんが!マウントポジションで豪快に撃たれまくってます!!

仁義かるた<な>2.jpg

「北の国から」の邦衛のイメージしかない人が見ればとっても貴重なシーンだね♪

------------------------------

<に>「“握りキンタマ”になってじゃけん」

仁義かるた<に>.jpg

<頂上作戦 / 川田英光(三上真一郎)>

一般生活においてはまったく聞いたことのない言葉。
それが炸裂するのが仁義ワールド!
何の説明も無いが、なぜか意味がわかっちゃうから不思議。

「握りキンタマ」とは「ケチ」の意味。
「最近は打本のアニキも握りキンタマになってじゃけん…」と、
金を出し渋る打本親分に愚痴をこぼす川田であった。

野球賭博の元締めの役なのだが、
背後に「広島 対 阪神」のポスターが貼ってるのがリアル。
広島市民球場で堂々と賭博をやっちゃってます!

------------------------------

<ぬ>「脱がんの?」

仁義かるた<ぬ>pp.JPG

<代理戦争 / 富枝(池玲子)>

若きヤクザ倉元(渡瀬恒彦)に、女をあてがってやる西条(川谷拓三)。
川谷は自らの見栄のためだけに舎弟に自分の愛人を抱かせる。

池玲子は当時の東映ヒロインである。「女番長(スケバン)」シリーズなど、
戦う女をかっちょよくエロエロに演じ、未だにファンの多い女優。

そんな池玲子に対し緊張気味の渡瀬さん。
サッサと豪快に脱ぎ始め、「脱がんの?」と一言。

仁義かるた<ぬ>p.jpg

やがてガバッと抱きつく恒彦だが、部屋の灯りはついたまんま。
「電気…」と言われ、それを消してから再びガバッ!
野獣のごときおっぱいに食らいつきます!
「イヤ~!」と泣き叫ぶ池玲子だが…。

次のシーンでは川谷拓三に対し、
「ウチはもうタケシ(渡瀬恒彦)のもんなんじゃけん!」
と、アッサリ落ちちゃってました!なんつ~節操の無さ!
でも拓ボンと渡瀬恒彦を比べたら、そりゃあ恒彦だろう(笑)

------------------------------

<ね>「ネコかぶりやがって!」

仁義かるた<ね>p.JPG

<頂上作戦 / 山守義雄(金子信雄)>

山守が経営するキャバレーにて。
ホステスのアイコが、敵対する岡島(小池朝雄)とムーディにチークダンス!
それを見た山守が激怒!嫉妬!

「あの外道!ネコかぶりやがって、ワシの店で!
アイコにはワシャ200万前借さしとるんど!
泥棒猫みたいな真似しくさって。 ありゃワシの女なんじゃけえ。
あの女、ワシにオメコの毛も触らせへん…!」

インパクト抜群のセリフを吐きまくり!でも素直でよろしい!

------------------------------

<の>「能書きはいらんよ!」

仁義かるた<の>2.JPG

<代理戦争 / 広能昌三(菅原文太)>

マヌケなセリフが乱発する中、やっぱ主役はカッコイイ!
「殺(と)るんなら今ここで殺(と)りないや!能書きはいらんよ!」
とドスを利かせ、打本(加藤武)の宣戦布告に対して逆布告!

この際、テーブルの上のビールグラスなどがガシャッと倒れるのがたまらなくド迫力。
クールに制止する成田三樹夫のオーラも凄い。

------------------------------

<は>「ハッキリ立場示すような土産持って来いや」

仁義かるた<は>2.JPG

<代理戦争 / 武田明(小林旭)>

山守組若頭の武田。元打本組の早川(室田日出男)に対し、
ウチの組に来たいなら「土産」を持って来いと、
超ニヒルに電話で脅す!何と言う貫禄!

その電話を受けた早川は、ビビりながら媚びまくる!
っつーかこの表情、絶対にマネできませんね。

仁義かるた<は>2p.JPG

「引きつった愛想笑い」をここまで完璧に表現できるとは!
そしてこの後、早川は土産を武田にプレゼント。
(土産=打本会の事務所にダイナマイトを放り込む!)

------------------------------

<ひ>「広島におってよ、ワシらより大事な客がおるかい」

仁義かるた<ひ>2.JPG

<代理戦争 / 山守義雄(金子信雄)>

広島の大組織・村岡組の親分の座を射止めた山守。
跡目争いで負けた打本を就任パーティの席で辱める!

「他のお客さんがあったもんで…」と、
その場に遅れた打本の言い訳を堂々たる自己中っぷりでひれ伏せる山守!

ひたすら苦笑いする打本にドン引きしまくる関西・明石組の幹部たち…。
このシーンの俳優たちのリアクション、ほとんどコントでした!

------------------------------

<ふ>「ぶち殺しちゃるんど!」

仁義かるた<ふ>.JPG

<広島死闘編 / 山中(北大路欣也)>

今でこそダンディな北大路欣也。
「仁義~」ではギラギラした殺人マシーンを熱演。
刑務所でキレて大暴れし、独房に閉じ込められてもこの強気!

------------------------------

<へ>「ヘイ!」

仁義かるた<へ>.JPG

<第一作 / 横川(志賀勝)>

渡瀬恒彦の命令に、「ヘイ!」と子分肌爆発の返事をする志賀勝!
『大激闘マッドポリス』においても上司と部下の関係の二人。
横川はヒロポン中毒の役柄なので、強烈なフェイスをしてくれてます。

絶対この人、笑わせようとしてるわ!間違いなく確信犯!それが志賀!
画面の端っこに映りながらも、強烈な「ヤバさ」をビンビンに発してます。

------------------------------

<ほ>「ボデーガードを引きつれて」 

仁義かるた<ほ>.jpg

<頂上作戦 / ナレーター(酒井哲)>

「山守は自らの経営するキャバレーに宿泊し、多くのボデーガードを引き連れては、
朝風呂に通って世間の注目を集めていた」というクールなナレーション。

堂々と「ボデー」と発音するのが素敵過ぎます。
山守の「よっしゃよっしゃ」という破顔一笑フェイスも強烈。

そしてボデーガードを演じるは志賀勝だ!またしてもすさまじいツラ構え。
「怖い顔」=「面白い顔」の公式はここでも当てはまるね。

------------------------------

<ま>「前向いても崖や!後ろ向いても崖やで!」

仁義かるた<ま>2.jpg

<頂上作戦 / 岩井信一(梅宮辰夫)>

出た~辰兄ィ!やっぱカッコいいわ。
「仁義~」における梅宮さんは二枚目キャラ。
印象的なセリフばかりをキメまくってます!

------------------------------

<み>「見せる生の暴力」

仁義かるた<み>.JPG

<代理戦争 / 予告編>

予告編の印象的な字幕。見せちゃいかんでしょ!物騒この上ナシ!!
こんな事を堂々と「どや顔」で言いまくるなんて素敵過ぎます、東映!

------------------------------

<む>「無理せずに養生せんかい!」

仁義かるた<む>.jpg

<頂上作戦 / 早川英男(室田日出男)>

抗争が勃発したため、病気の体に鞭打って広島まで来た松井。
親分の早川は「まぁまぁ、無理せず養生せんかい!オウ!」と、
この顔面でいたわってくれる。しっかしすんげ~顔。

この直前、夏八木勲とビール飲んでる時の、
「ワッハッハ!」と笑い合うシーンの顔面にも爆笑です!
タバコを指に挟みながらビールのグラスを同時に持ち、
深く深くイスに腰掛ける男のアクションがGood!

------------------------------

<め>「目ぇ開いてワシに力貸せぃや!」

仁義かるた<め>.JPG

<第一作 / 坂井鉄也(松方弘樹)>

眉間にシワ寄せて、甲高い声で、文太に共闘を勧める松方。
口調は「元気が出るテレビ」の時の松方部長風!

------------------------------

<も>「もうワシらの時代は終(しま)いで…」

仁義かるた<も>.JPG

<頂上作戦 / 広能昌三(菅原文太)>

ライバル関係にあった広能と武田(小林旭)
長い長い抗争の末に二人とも刑務所へ。
寒さの中、「もうワシらの時代は終わり」と、
二人の心は同じ気持ちになって行く。

要はこの二人…、山守親分の被害者!
あの男さえいなけりゃ仲良くやってたのに…。

------------------------------

<や>「やっちゃれい!ああ!やりあげちゃれい!」

仁義かるた<や>.jpg

<完結編 / 市岡輝吉(松方弘樹)>

キ○ガイ野獣、市岡!松方弘樹の顔芸が炸裂。
すべてを暴力で解決しようとするその姿勢。
ナメられたら、即「やっちゃれい!」と怪気炎。

松方弘樹は第一作の坂井役の時は、
割と普通な死にっぷりだったのだが、

第四作の藤田役の時は、目をひんむいて爆死!

仁義かるた<や>藤田死.JPG

明らかにウケを狙ってますね!
悲惨なシーンなのに、観客はみんな爆笑!

第五作の市岡の射殺シーンでも、
こんなフェイスで死んでくれた!

仁義かるた<や>市岡死.jpg

カメラに向かって、しっかりとオモロイ顔を見せつけてる!

------------------------------

<ゆ>「指の一本や二本で済むかい!」

仁義かるた<ゆ>.jpg

<代理戦争 / 山守義雄(金子信雄)>

ヤクザの世界では小指を切り落とす事によって反省を示す。
だが山守には通用しない!

せっかく指、詰めたのに…。アルコール瓶の中にうごめく、
打本(加藤武)の小指の存在感の無さが寂しい…。

------------------------------

<よ>「横っ面、ぴしゃげちゃるんじゃけん!」

仁義かるた<よ>.JPG

<完結編 / 松村保(北大路欣也)>

すべてを暴力で解決する、
大友や市岡といった前世代のヤクザたちとは違い、
松村は「金」が一番強い事を知っている。

「金をかき集めてどいつもこいつも横っ面ぴしゃげちゃる!」
(ゼニでひれ伏せさせるぜ、の意)

北大路欣也が声をアテるソフトバンクのお父さん犬が、
こんな事を言ったら怖いね~。
でも本社の戦略って、この発想と似てなくもない…。
ホークスの補強っぷりもね…。

------------------------------

<ら>「村岡が何なら!」

仁義かるた<ら>.jpg

<広島死闘編 / 時森勘市(遠藤辰雄)>

<ら>で始まるセリフが
見つからなかったので語尾に印象的な<ら>が付くセリフで。

稀代の悪役俳優、遠藤辰雄。クドいセリフ回しが得意技。
ライバル村岡親分に対し「む~らおかが何ならぁ!」と巻き舌で捨て台詞!
マネしたくなるくらいの濃さ。
セコく、意地汚い時森を「これでもか!」というくらいに好演。

------------------------------

<り>「料理屋、芸者、酒…!人の懐じゃ思うて、ようけ遊んどりやがるのう!」

仁義かるた<り>.jpg

<頂上作戦 / 武田明(小林旭)>

ドケチな山守親分が金の支払いを全部武田に押し付ける!
クールな武田、請求書を見ながら呆れて嘆いて溜め息!
ホンット、山守に振り回されて可哀想な武田…。

------------------------------

<る>「けったいなマネしてけつかる!」

仁義かるた<る>.jpg

<代理戦争 / 相原重雄(遠藤辰雄)>

ここもまた、語尾に<る>の付くセリフで。

第二作では薄汚れジジイを演じた遠藤辰雄。
三作目以降は、文太をも黙らせる貫禄溢れる関西大組織の幹部を、
重厚感に満ち満ちた芝居で熱演。

二作目と三作目の落差がたまらん。でもクドい口調は変わらず!

------------------------------

<れ>「レースでメシ食うとるモンも大勢おりますけんの!
もしそれらがメシ食えんようになったら、
あんたらもメシ食えんカラダになってもらいますけん!」

仁義かるた<れ>.jpg

<広島死闘編 / 大友勝利(千葉真一)>

長え~~セリフ!百人一首のように上の句と下の句に分けたいほど!
千葉ちゃんはこの長セリフを早口でドス利かせてまくしたてる。

レース(ギャンブル)の利権をくれない警察に力づくで脅しをかける大友であった。

言い忘れましたが「仁義なき戦いかるた」の字札を読む時は、
モノマネをしながら読み上げてください!

------------------------------

<ろ>「ロマンス、襲撃!」

仁義かるた<ろ>.JPG

<広島死闘編 / 浅野卓也(八名信夫)>

<ろ>で始まるセリフが
なかなか見つからなかったので、この札は特別に強引に作成。

大友組の浅野はオートレース場にダイナマイトを仕掛けたりする核弾頭!

敵対するヤクザが経営する売春宿「ロマンス」に向かってオラア~~ッ!と突入!
ショットガンとピストルを両手に持って狂ったように撃ちまくる八名信夫。

その際の楽しそうな顔!!元プロ野球選手とは思えぬ極悪っぷりだ!

------------------------------

<わ>「ワシの言う事も一理あるじゃろが」

仁義かるた<わ>2.JPG

<頂上作戦 / 打本昇(加藤武)>

岩井(梅宮辰夫)に「男なら戦え!」といった意味合いで迫られた打本だが…。
思いっきり拒否!「極道より事業の方が…」という発言をし、
「タクシー屋のおっちゃんには用が無い!」と見捨てられてしまう。

岩井が去った後「ワシの言う事も一理あるじゃろうが」
開き直る打本!なんつ~親分だ…。

血気盛んな若きヤクザたちはドン引き!
呆れ顔のリアクションはコントレベル!

------------------------------

<を>「オメガの時計買うてくれる?」

仁義かるた<を>ppp.JPG

<完結編 / 山守の愛人(橘麻紀)>

第五作目の山守はだいぶ老けこんでしまった。
それでもなおゼニ、権力、そして女への欲は衰えない!
…男の中の男だね!!

リアル金子信雄も晩年まで、
料理番組でセクハラしてたからなあ~。何てうらやましい…!

山守の愛人を演じる橘麻紀。エロス感溢れる東映女優の一人。
オメガの時計をおねだりする仕草が狡猾で最高にカワイイぜ!

「おお!買(こ)うちゃる!」と適当に応える山守。
とにかく抱きつきたくてたまらない!
牛乳を飲んでる愛人に朝っぱらから迫ります。

仁義かるた<を>.JPG

小道具のダッコちゃんが時代を物語る。
カレンダーに○とか△とか×が書いてますね。
きっと出勤日の事なのでしょう。リアル~。
っつーか深作監督、芸が細かい!

------------------------------

<ん>「……」

仁義かるた<ん>.jpg

<完結編 / 大友勝利(宍戸錠)>

兄弟分の市岡(松方)が殺され、仇討ちに行こうとする大友!
仲間と思っていた者たちにことごとく共闘を断られ、ひとりぼっちに…。

すわった目のまんま唐突に立ち上がり、
警官たちが包囲する組事務所を出て行く宍戸!
腹巻きに二丁の拳銃をブッ刺して終始無言。

あっけにとられる警官たちを尻目に、
いきなりタクシーを拾おうと挙手!

仁義かるた<ん>3.jpg

「……」と、イッちゃってる目で!
絶対に止まってくれないっつーの!!!

そんな大友に向かい、我に戻った警官たちが一斉にダッシュ!
豪快に逮捕されるのであった…。

このシーン、映画館で見た時には館内が大爆笑!
ボケとツッコミのような完璧な「間」!

------------------------------

んなワケで。武田(小林旭)に、
「終わったんじゃろうが?じゃったら早よ去(い)ね!」
と言われそうなのでここら辺で失礼いたします。

------------------------------
posted by 一番星、 at 20:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | 更新情報をチェックする